「絶対私の方が可愛い」

そんな事を呟いても、望みは叶わないのだけれども。


恋を知らない美貌の女子高生。
そんな彼女が古臭いカフェに通いつめるのは、クマのような男の店主に会うため。
ただし、その男は既婚者だったのです。
そのことにイラつきを覚える彼女。
「善人だ」とわかっていても、男の妻に嫉妬し、威嚇してしまいます。

自分の心すら制御出来なくなるから、「心を奪われる」と言うのでしょう。
そんな彼女の、決着の物語なんだと思います。