壮大な昔語り

 主人公が語る昔話から、その昔の出来事へと移っていく物語。

 託宣とかそれを扱う人々の行動が何かと理不尽でこれがなかなか解消されない。
個々の託宣の真意もそうですが、託宣の位置づけというか性質が明らかになるまで、主人公と一緒にイライラ、もとい、あれこれと想像しながら楽しめます。それも一筋縄ではいかない相当厳しい道のりです。

 表現が丁寧で読みやすいのでするする読めるので、序章を読めば最後まではまると思います。
 ただしいつの間にか時間が経ってしまうので夜更かしにはご注意を。

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