異世界に飛ばされたから自爆した。

第27話

　トレイン４人組は良いとして、オークを拾ってきた事を伝える。周りはギルドのおっさんばかりだけど色々と注目を集めている。

「オークを従魔にするんですか？」

「奴隷でも良いです。トカゲも奴隷ですから。」

「こちらにも奴隷の首輪は少数ありますからお譲り致しますが……？」

「じゃあこのオークを買い取って貰った差額で首輪を下さい。」

「畏まりました。」

　首輪自体は高い物でもなく、殺したオークは脳損傷で死亡なので、状態も良く、無事に首輪を買うことが出来た。

「オークの名前はどうするんだ？」

「ぐれ子？使えない奴は食材にするって言ったのに、名前をつけるの？」

「名前がなきゃ、不便だろうが。」

「じゃあ、はっかい。」

「はっかいは何使わせるんだ？」

「トカゲは大振りな鉈を二刀流にして、腕にでもバックラーっぽい盾でもつけてフルボッコを目指してもらう？サブウェポンはバール。

　はっかいはトカゲの盾を使わせてタンク兼打撃要員にするとか。メイスかハンマーみたいな鈍器でも持たせて、普段はガードさせつつ、隙あらば盾と鈍器でフルボッコで良いんじゃない？

　武器が無くなったら、地面に体重を思いっきり乗せて殴りつければ良いよ。」

　俺としては不本意だが、リザードマンの次はオークが仲間になった。どうしてこうなった……。