戦いで成長する男(の娘)の物語

Twitterのお誘いから読ませていただきました。本当は一章分を読んでから感想を書くつもりでしたが、あまりに時間がかかってしまっているので途中ですが一旦感想を書かせていただきます。

まずテンポがとても良く読みやすい作品だと思いました。時間の流れにつれ成長するヒロの様子も分かりやすくかつ不自然の無く、周囲の状況も分かりやすく書かれています。

キャラクターの紹介は事細かに書かれ、とても想像しやすいです。
しかし初登場時のヒロの紹介文は少なく、これはどうかと思いましたがその後イラストが記載されており解決しました。また、『ちょっと救いのある話』で詳細が紹介されてそのおまけ的なものも楽しみの1つとなり「策士だな」と印象をうけました。

読み始める前、サブタイトル(?)とあらすじ冒頭の単語を見て正直下ネタよりかなと感じました。
しかし、読んでみると全くそう言ったことはなくラッキースケベ程度のもの。むしろ戦闘や主人公の葛藤、成長がメインでよく構成されたお話でした。

主人公の能力値や周りの人物との実力差も分かりやすく、とくにレインはセリフから歴戦の猛者感がよく伝わってきます。そこら辺もきちんと設定されており不自然さはありませんでした。

しかし戦闘以外の展開もあり、読んでいて引き込まれる作品です。


気になった事。(あくまで個人的に気になった事なので、もし世界観の設定通りで特に問題がないのでしたら気にしないでください)

ヒロがレインの家に行く際、「単細胞」と言う言葉が出ました。
時代背景的に発見されていてもおかしくはない印象ですが、悪口で通じるほど一般人に知れ渡っているのかなと感じました。
その後出た「ロリコン」と言う言葉も時代背景的にどうかなと思いました。