押し入れの隙間から手が飛び出している。それを包丁を持って近づくという設定がおもしろい。
あと怖い。今まで読んできたカクヨムの作品の中で、いちばん怖い出だしだった。
包丁を持たせたために、映像が浮かびやすくなったためだと思う。あと文章。
押し入れの隙間から手が飛び出している。
頭は混乱しており、物干しざおなどを使って、遠くからふすまを開けることは思いつかない。
台所から取って来た包丁を片手に、自らの手で開けることにする……。
自分だったら、どう続きを書くのかを考えさせられる、おもしろい設定だと思う。
自分だったらどう書くか?
そう読み手に考えさせるのは、よい作品である証拠。よって、星三つ。
※オチの部分の誤字のため、星二つにしたが、修正されていたので星三つにあげた。