第7話
それから2人は会える時間を見つけては人目を気にして場所を選び2人の時間を大切にした。
そんな日々を繰り返す中で彩綾の心の中に少しづつ決心が芽生えた。
これは紛れもなく不倫なのだ。
人目を気にしないで2人で手を繋いで歩く事が出来ない関係…。
こんな関係長くは続けられない。
続けたくない…。
気持ちに嘘はもうつけない。
彩綾は慶介に別れを切り出した。
つい数週間前にも慶介に手を挙げられた彩綾はそれを離婚理由にした。
そしてもう愛していない事を告げた。
慶介は突然の事に呆然としどうして良いのかわからない様子だった。
彩綾は慶介に対して申し訳ない気持ちを抑え冷たい視線で繰り返した。
「もう気持ちは変わらないから」
慶介はうつむいたまま
「わかったよ…。」
一言だけ言うと仕事に出かけて行った。
今夜誰の胸で眠る JUN @RNJ
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。今夜誰の胸で眠るの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます