血(3)
「君の妹さん……花さんの血液型は?」
尋ねる二郎の声は、微かに震えていた。
「…………B型」
答えた晴の顔は、こわばっていた。
汽車のドアが開いた。車掌がニコニコとして、乗客を待っている。
その汽車に乗る者は、いなかった。
そこは月城町13丁目 麻井 舞 @mato20200215
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。そこは月城町13丁目の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます