姫君の七ツ宝具

作者 ここプロ

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★★★ Excellent!!!

 姫君には七人の達人がお供になっています。

 それぞれ素晴らしい能力の持ち主で、一癖も二癖もある彼らですが、思いは一つ。姫君の役に立つこと。

 古い達人が引退し、新しい達人が入れ替わります。彼は不思議な経歴の少年です。詳しく書くとネタバレになってしまいますので、省略しますが、読了後、ドーナツが食べたくなる事請け合いです。

 お話はこれからも続くのでしょうが(終わっていますが)、きっと素晴らしい国になっていくのでしょう。

★★★ Excellent!!!

貧困により食べることもできずに死にかけていたウィル。そこへ一人の少女がドーナツを差し出した。彼女に生きる希望をもらった少年は数年後に彼女を護る護衛団の一人になった。

『姫君の七ツ宝剣』と呼ばれる彼らは七つの役割を持っているのだが、それがくせ者ばかりで……!?

★★★ Excellent!!!

 貧民街に、一人の少女がやって来た。少女は貧民の少年に、誰もが平和に暮らせる国にすると約束した。
 そして少女は姫として、国王の留守を預る身となっていた。姫には七人の腕利きの護衛がいた。七ツ宝具と呼ばれる彼らは、それぞれの宝具の名にちなんだ魔法が使える。姫の剣となった少年は、全てを切り伏す剣を持ち、盾の執事は結界を張る。鏡の気弱な少女は他人の姿を映すことができる、等々。彼らは若者が占める。それは先の戦争により、多くの七ツ宝具が死に、代替わりがなされたからだ。
 剣の少年は姫の護衛として、貧民街に赴く。他の七ツ道具も一緒だった。しかし、身をやつした姫が貧民の少女に近づいた瞬間、銃声が轟いた。
 このことで、貧民街の駆逐に動き出す七ツ宝具たち。しかし、反対する七ツ宝具たちと対立し、貧民街にて七ツ宝具同士による戦いが勃発する。剣の少年は果たして姫を守り、姫との約束を果たせるのか?
 
 キャラクターの造り込みが本当に素晴らしかったです。そしてそのキャラクターと能力、話運びによって、伏線が回収されていく様も見事でした。

 是非、御一読下さい。