深山の静謐で美しい描写から始まるこの作品。導入たる第一話では、おそらくメインとなるであろう、ひと振りの神剣と少女の邂逅が、和の韻律で語られ、読み手をぐっと引き込んでいく。邪気を祓わんと捧げられる舞い。神域を緻密に囲む結界の陣。地脈を読んで精緻に配置されたふもとの山里。そこに踏み込んでくる不穏の芽。ウイリアムテルの序曲のように、今まさに、かき曇る情勢・・・・・・止まらない予感と、いやが応にも高まる期待。ぜひ、連載序盤からご一緒しましょう!