感情を持ったアンドロイドは人間と同じなのか?
- ★★★ Excellent!!!
人に代わる労働力としてアンドロイドが完成し、半世紀経った世界が舞台。
主人公・ルージュは、アンドロイド技師であり、ホワイトストーン病院で受付業務を担当していた。ある日、その病院でアンドロイドの暴走が起こり、技師仲間のスイレンとともに食い止めようとする。
そんなとき、クウヤという不思議な青年と出会い、アンドロイドとは何か、クローンとは何か、真実を探っていくことになる。
とっても面白かったです。展開が早く、ぐいぐい物語に引き込まれていきます。
現実世界でも、今はたくさんのロボットが誕生して便利になる一方、感情を持ったらどうなるんだろう?と考えたことがある人もいると思います。
作中に出てくる、他のアンドロイドとはちょっと違った”アクア”という存在が、実際に傍にいたらどんな感じかな?と想像するのが楽しかったです。
登場キャラクターが、アンドロイドに対してそれぞれ考え=意思を持っています。その意思が自分という人間を形作り、他との差を生み、争いの火種となるかもしれません。
ルージュはクウヤと出会ってどんな気持ちを抱き、考え方が変化していくのか、ぜひチェックしてみてください!