名刺代わりの好きな本5冊

 四谷軒さんが書いていたのを読み、まるっこさんの自主企画、『あなたの「名刺代わりの好きな本5冊」教えてください』(URL下記参照)に私も参加してみた。

https://kakuyomu.jp/user_events/16817330649920097134


 とくに順番は意識せず、何度も読み返している五冊を挙げる。


1.「さようなら、ギャングたち」(高橋源一郎)

 小説として読むと難解だが、詩として読むと、これほどおもしろい作品もない。


2.伊勢物語

 ミュジーカルだと思って読むといい。現代語訳ではなく、古文で十分楽しめる。


3.論語

 哲学書だと思うからいけないのであって、説話集として読むと無性におもしろい。


4.ソクラテスの弁明

 これも哲学書ではなく、小説として読めばよい。私は読むたびに泣いてしまう。


5.「権利のための闘争」(村上淳一訳)

 内容よりも文章のリズムを楽しむ作品。散文のお手本。とにかくリズムがよい。




ちなみに、今年読んでよかったのは、下の三作。


1.「風の歌を聴け」(村上春樹)

 下の書評(「作品論:名作小説たちの宇宙」)で知り、読んだ。

 「さようなら、ギャングたち」に相通じるものを感じた。

https://kakuyomu.jp/works/16817330648698831711/episodes/16817330649193103864


2.「人と豚のハルマゲドン」(みらいつりびと)

 Web小説で、このような作品がもっと読めるようになるといい。某賞最終候補。

https://kakuyomu.jp/works/16816452219550773090/episodes/16816452219550779418


3.あをにまる「今昔奈良物語集」(あをにまる)

 森見登美彦を彷彿とさせる作品。やはり、こういう作品が増えてほしい。書籍化。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892320251/episodes/1177354054892463566

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