三十二本目 おーい

 ある日歩いていたら頭に何か柔らかいものが落ちてきたんですよ。

鳥のフンかと思って慌てて頭を弄るとそれは一握りの砂でした。

出所を探すべく見上げてみても空しかなく、周囲には鳥もいなかった。

もう一度起きるかと思って立ち止まってみたものの何も起きず、頭を捻って歩き出す他ありませんでした。

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気まぐれ百物語 うらなりLHL @toranarilhl

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