2021/03/30 KAC2021ふりかえりとボドゲ部(仮)と旅をするの話
こんにちは!
入院も手術も無事終わりました。三月はそんなこともあってばたばたするからあんまり書けないだろうなと思ってはっきりと予定を立てないでインプット中心にしようって思っていたはずなんですが、うっかりKAC2021参加しようって思ってしまったり、あとはツイッターでもちょっと書いたけど逃避行動とも重なって、気付けば公開文字数が七万五千文字超えてました。
文字数は単なる文字数で、それで内容を推し量るものではないと思うんですが、自分の創作の波とか体調やモチベーション管理には便利なので、記録をつけてます。去年の一ヶ月の平均公開文字数が大体六万文字程度、今年二月は五万文字だったので、一体何がどうしたという気持ちです。インプット中心とかどこの口が言ってんだって感じですね。
まあ単に、退院後の療養期間に時間があったから書けたという単純な話かもしれません。
そんなわけで、KAC2021はなんとか皆勤できました、やったー!
◆ KAC20211「おうち時間」
おうち時間キット
https://kakuyomu.jp/works/16816452219003806449
しょっぱなから難易度高いお題だな何を書けば良いんだってなってました。ぶっちゃけると、おうちに籠ってエロいことする男女が浮かんでしまって、でもまあそのまま書くと単にエロいことしてるだけになるので、いろいろなもので包みに包んでこうなりました。
◆ KAC20212「走る」
語る君、駆ける君
https://kakuyomu.jp/works/16816452219034585790
トポさんという方がツイッターでやってらした、単語をお題に140文字小説を書く企画をしばらく続けてたんですが、この話の元ネタはその断片です。
お題で作った140文字のまとめはノベプラの方にあります。数が多いのであれですが、よろしければどうぞ。
https://novelup.plus/story/681920436
この二人はお題で書いているうちにわりかしキャラクターがはっきりしてきてたので、どこかできちんとまとめたいなと思っていたんです。彼女の方が陸上部というイメージだったので、ちょうど良いとばかりに使うことにしました。
これを書いたのが十日で、実は翌日から入院だったので、ちょっと焦ってましたね。でも、投稿できて良かったです。
そういえば、今回のKACでも、毎日単語をお題に140字書いてた経験は活かされてるなと思いました。とにかく何か捕まえて書く、みたいな。
◆ KAC20213「直観」
水風船
https://kakuyomu.jp/works/16816452219104515216
個人的な話ですが、11日が入院、12日が手術でほとんど動けず……カクヨムから「直観」というお題が出されたのが、その手術当日の12日でした。なのでスケジュール的に、皆勤は無理だろうなと思ってました。
けれど、入院中いろいろとありまして。病院がWiFi使えなくて、暇つぶしにゲームを持っていったものの点滴の針が邪魔でコントローラでの操作がうまくできなくて、ゲームを早々に諦めたんですね。
持っていった本も読み終わってしまって、ネットが不自由なのでできることも少なく、手術翌日の13日、ただただ頭が暇だったんです。
それで14日に投稿できたのがこのお話です。手が点滴で不自由なせいで自分の思考まで不自由になってしまったような感覚とか、あとは普段はPCで書いているのですが、スマホで書いてみたらやっぱりいつもと思考の感覚が違うなと思ったりとか、割と新鮮な体験でした。
(夜には点滴の針が抜けたので、それで楽にはなったんですけれど)
暗い話を書くときって、普段は何かしら救いを持ってきたりとか、そうでなくても「これは物語ですよ、嘘ですよ」っていう仕掛けを施しておくようにしてるんですが(『人魚と遺書』とか、まあうまくいってるかはわからないけれど)、このお話に関しては本当にそれが何もできてないので、本当にごめんなさいという気持ちです。
なんだかんだ、入院に疲れてたんだろうなと思います。
◆ KAC20214「ホラー」or「ミステリー」
ある日のボドゲ部(仮)の活動 『ワトソン&ホームズ』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219127533391
ボードゲーム(ここで言うのは近代ドイツゲームをルーツに持つ新作のボードゲームのことです)はもともと好きで、題材に何か書くことも前から考えてはいたんですが、ずっと形にならなかったんですよね。
ボドゲを題材にするなら、どれか一つのゲームではなく、たくさんあるボドゲをたくさん紹介したい。でも、ボドゲは一つ一つルールが違うから、毎回どんなゲームでどんな風に遊ぶのかを伝えないといけない。
文章だけだとどうしてもその辺りの説明がもたつくなあ、と思ってたんですよね。コンポーネントの魅力だって、漫画の方が相性良いんですよ、どうしても。で、すでにそういう漫画はいくつか出ているし、それがじゅうぶん面白いなら、それで満足だよね、みたいに思っていたのでした。
その上で、小説で書くならどうなるかなと思ってあれこれ考えていたのが、「ボドゲの世界の中に入っちゃう」というものでした。ただそれも、ルール説明の取捨選択のバランスが難しくて、ずっと手を付けずにいたんですよね。
だったんですけど、今回「ホラー」か「ミステリー」ってお題で、そのものは書けないなあと思って考えているうちに、もうホラーかミステリーのボドゲで遊べば良いかって気持ちになって書きました。
退院したやったー! って気持ちが出ているので、見返すとちょっと会話がテンション高めですね。
四千字だとボドゲをプレイするところまでは書けなさそうなので、ネタバレ厳禁のミステリーボドゲとの相性も良かったです。
キャラクターの名前だけ思いつかなくて、以前に『幻覚レビュー』で登場させた架空ラノベと同じ名前を使ってしまいました。角くんだけちょっと字を変えてますけど。でも、架空ラノベとは別の世界線で、全然別のキャラクターです。
これを書いたことで、ちょっと「あ、こんな感じで書けば良さそう」っていうのが掴めたのは嬉しかったです。
あと『ボードゲームの魅力を伝えたい!』という自主企画に参加したいなと思っていたので、それに参加できたのも嬉しかったです。
https://kakuyomu.jp/user_events/16816452218939247838
◆ KAC20215「スマホ」
スマホ職人へのインタビュー
https://kakuyomu.jp/works/16816452219160535969
飛び道具です。
ツイッターでも書いたのですが、スマホってお題が何も思い付かなくて、知り合いに泣き付いたんですよ。その会話の中で「スマホ職人の朝は早い」って出てきて、なんか書けそうって気持ちになって試しに書き出したら後はすらすらと出てきてくれたので、ほんと知人には感謝してます。
星が100を超えたの初めてだったのでとても嬉しかったです。ありがとうございます。
半分のところで飛び道具を使ってしまったので、残り乗り切れるのか……? とちょっと思いました。でも、せっかくここまできたなら完走したいという気持ちに、この時にはなっていたと思います。
◆ KAC20216「私と読者と仲間たち」
本を作るのが好きだったわたしの物語
https://kakuyomu.jp/works/16816452219197530670
スマホ職人とはだいぶ雰囲気の違う作品になりました。お題の力ですね、きっと。
最初の読者は自分だよねという気持ちとか、自分が好きだった物語のこととか、小さい頃のこととか、なんで書いてるのかとか、掘り下げていって書きました。
出来事はフィクションですが、感情面では嘘にならないように気を遣って書きました。なので、このお話を好きだと言っていただけると、照れるけど嬉しいです。ありがとうございます。
いや、他の作品も好きだって言っていただけるのめちゃくちゃ嬉しいですけれど! この作品はこう……ちょっと照れます。
◆ KAC20217「21回目」
21回目の初恋
https://kakuyomu.jp/works/16816452219260327091
前のお題で書ききった感が出てしまったんですよね。後、退院後の療養期間を終えて、仕事を再開してたタイミングで。久しぶりの仕事で疲れて、思い付かないってまた知人に泣き付いて、その会話の中で出てきたのが「21回目の初恋」でした。
初恋が21回目っておかしくない? ってなってから、そうかループかってなってこの話になりました。ループをどうやったら抜けられるのかは、わかりません。ループを抜けて幸せになれると良いですね……。
(怖い話は苦手な方です)
◆ KAC20218「尊い」
尊い君
https://kakuyomu.jp/works/16816452219296873947
水風船以上にごめんなさいな作品です。久しぶりの仕事で疲弊してて、全然思い付かなくて、でもここまできたら皆勤だけはと思って書きました。
今だったらもうちょっと違うように書けるかな、どうかな。非公開にしたい気持ちが強いのですが、KAC参加作品は7月までは公開状態にしておかないといけないみたいなので、しばらくそのままにしておきます。
◆ KAC20219「ソロ〇〇」
ある日のボドゲ部(仮)の活動 『シェフィ』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219337331484
複数人数で遊ぶのが前提のボドゲを一人で遊ぶ姿しか思い付かず、ボドゲ部(仮)の二人に再登場願いました。
ソロルールがあるボドゲもあるし、一人用ボドゲもあるし、アプリもあるし、一人でもボドゲを遊べるっちゃ遊べますね。それにネット対戦もあるので、それぞれ自宅にいながら一緒にボドゲを遊ぶなんてこともできる世の中です。
でもどこか「対面で遊びたいな」って気持ちもあるんですよね。
◆ KAC202110「ゴール」
わたしにはゴールテープが見える
https://kakuyomu.jp/works/16816452219384667051
ラストにふさわしいお題ですね。何をゴールさせよう、と思って思い付いたのが、ゴールテープでした。そして、それをちょきんとハサミで切る姿。
そこから、二種類のゴールテープにイメージが広がっていって、人が死ぬゴールテープというものが見えた時、水風船では救えなかった二人にきちんと向き合って、ちゃんと救おうと考えました。
もうちょっとコミカルに、成功や満足感のゴールテープの方にも干渉する部分も考えていたのですが、文字数が足りずにそっちは削ってしまいました。
(「そちらの設定も活かせていたら良かった」的なコメントをいただいて、その通りだ! ってなりました。確かにそっちのゴールテープが話に絡まないなら、死ぬ方だけ見える設定にしても問題なくなるし、そうすればその文字数をもっと別のことに使えましたね)
いろいろとあるけど、皆勤できました。参加してた方、お疲れ様でした。
読んでくださった方、応援や評価、コメントやレビュー、嬉しかったです。ありがとうございます。
◆ ボドゲ部(仮)の話
ボドゲ部(仮)を短編で書いて、「こんな感じでボドゲ小説書けそう!」という気持ちになったので、きちんとゲームプレイ部分まで書いて長編化(どちらかと言うと、連作短編かな)させました。
ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800
ボードゲームの世界に入り込んで、ボドゲを遊ぶだけのお話。
いろんなタイプのボドゲを遊ばせたいなと思ってます。こんなゲームもあるんだって思ってもらえたら嬉しいです。
あと、ボドゲ部(仮)の二人には、今後もいろんなコスプレをさせたいと思ってます。
◆ 旅をするについて
旅をする──ドラゴンの少女と巡る異世界
https://kakuyomu.jp/works/1177354054935110451
三月は更新しません、と言っていた『旅をする』ですが、お前書けるかわからない言っといて他の作品こんなに書いてるじゃん! みたいな気持ちが自分でもあるんですが、ちょっと少しの間、設定考えたりとかがうまくできなくなってました。
ツイッターでも言ったのですが、手術の影響で味覚に影響が出てしまいました。具体的には舌の一部の味覚がなくなりました。事前に説明もしてもらっていたことだし、自分でも納得して手術を受けたことではあったのですが、それが思ったよりもショックだったみたいです。
あくまで一部分だけで、それ以外の部分では味はわかります。でも、なかなか慣れなくて「なんか味が違う」みたいな気持ちになってました。以前と食べ物の味が違ってしまった気がして、少しの間何か食べるのがちょっと怖かったんですよね(「これ好きだったのに、美味しく感じなかったらどうしよう」って思ってしまってたので)。
今は少し時間が経って、そのこと自体にだいぶ慣れてきて、手術退院直後のショックはだいぶやわらいでいます。落ち着いて食べれば味がわかる、というのもわかってきたので、ちゃんと美味しいものも食べてます。
その影響で「美味しいものを書けるかな」みたいな変な不安が湧いてたりしたんですが、落ち着いてきたら大丈夫な気がしてきました。なので、四月中更新を目指してまた設定を考え始めようと思います。もしかしたら、ちょっと遅れちゃうかも。
でも、ずっとイメージしてるラストシーンまでは書きたいので、ゆっくりでも続けていくつもりです。
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