第4話 春のあどけなさを持つ君に
「春のあどけなさを持つ君に」
春のあどけなさを持つ君に
東風色(こちいろ)のときめきを届けよう
すべての命が輝き始めるこの季節に
夏のけなげさが似合う君に
青色の潮風を届けよう
渚の匂いを灼熱の太陽にのせて
秋のひたむきさを思い出す君に
金色の夕日を届けよう
稲穂の匂いをたそがれの空に向けて
冬のけがれなさをまとう君に
白色のコートを届けよう
ガラス越しに降り積もる粉雪を見つめながら
そうして
春のあどけなさを持つ君に
僕だけの声を届けよう
君だけにそっと聞こえる
愛の詩にのせて
春のあどけなさを持つ君に
初恋 詩川貴彦 @zougekaigan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。初恋の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
如是我聞もどき/詩川貴彦
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 10話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます