第6話 封印の鍵 

月の扉の中のモノクロ世界。ピーター、ヤシャ、瑠璃は立っていた。


ヤシャ「ここが闇の世界か・・・ピーター何が起こるかわからない、気を付けて行くぞ」


ピーター「はい、で、ここはドコなんですかね?ゼノテイルに似てるけどなんかちょっと違う気が」


ヤシャ「ここは闇の女王の昔の記憶の中だろう、差し詰め昔々のゼノテイルってとこだろうな」


ピーター「なるほど、じゃぁあそこに見えるのが闇の女王の城ってことですかね?」

 

ヤシャとピーターの話を聞きながら考え込んでいるルリ。


瑠璃「うーん、なんだか見たことある風景な気がするなぁ・・・。」

 そんなルリを見たヤシャは、瑠璃の中の昔のこの世界の記憶を期待して話しかけた。

ヤシャ「瑠璃?・・・なにか思い出したのか?」


ルリ「うーん・・えーっと・・はぁ。やっぱりわかんないや♪」

 

しかし、精霊になる前の記憶は消えることが殆どで、ルリも思い出せないようだった。


ヤシャは「そうか」と瑠璃の頭を撫でた。

 

ピーター達は一先ず闇の女王の城に向かった。

女王の城に向かう道を歩きながら、周りの人たちの様子を見てピーターは、


ピーター「ここの人たちに俺たちは見えてないってことですかね?」


ヤシャ「あぁ、たぶん過去の世界だからだな。たださっき飲み込まれた闇の者達に見つかればどうなるかわからないけどな」


ピーター「ヤシャさんは闇の女王を封印する鍵について何か心当たりはあるんですか?」


ヤシャ「あぁ『バジルの本の表紙』ってのは聞いたことがあるが・・・」


ピーター「バジルの本の表紙?」

 

ヤシャは昔ヨウエンの精霊が教えてくれた話を始めた。


ヤシャ「昔ゼノテイルは一つの国だった。そこには『バジル』と言う女王がいた。

バジルは元々『鏡の国のアリス』のハートの女王だったが、主役のアリスが興味本位で物語を出て行ってしまたんだ。バジルはアリスを追いかけて物語の世界から抜け出た。そして着いたのがゼノテイルなんだ。が、その頃のゼノテイルは無法地帯でアリスは乱暴者達の戦場に入って巻き込まれて死んでしまったんだ。アリスが死んでしまったせいで『鏡の国のアリス』は止まった世界【ブラックブック】になってしまって、後を追って来たバジルとウサギは、物語に戻ることができずゼノテイルに取り残されたんだ。そのバジルがゼノテイルを平和で平等な国にするって物語が『異世界童話の国のバジル』って物語なんだが・・・」

 

ヤシャは記憶を辿るように、思い出しながら話をつづけた。


ヤシャ「本を書いた者が住んでいた【リアムンド】から消えた事で、本も表紙だけを残してバラバラになってしまったらしいんだ。自分が主人公の物語が無くなったことでバジルも消えてしまったらしい。その本の表紙が闇の女王を封印するのに必要な物だと精霊は言っていた」

 

今までの話を聞きながら、ピーターは自分の中でヤシャの話を整理し、一つの答えにたどり着いた。


ピーター「なぁヤシャさん『バジル』ってもしかして・・・闇の女王のこと?」


ヤシャ「あぁ俺もバジルと闇の女王は同一人物だと思う。本の表紙の他に鍵になる道具があるとすればバジルの持っていた物の中にある気がするんだ」


ピーター「とにかく城に行ってバジルを探そう」

 

そう言ってピーター達はバジルの城の中へ入って行った。

城の最上階にバジルの部屋はあった。部屋に入るとバジルらしき人が鏡を覗いていた。

そして、バジルが見ている鏡の向こうに映る人物を見た瑠璃は思い出したように、


瑠璃「あれ?この鏡の中の人、確かユウリだわ」


ピーター「ユウリ?瑠璃、知ってるのか?」


瑠璃「うん、ユウリはリアムンドに住んでいたのよ。そしてこのゼノテイルの創造主だわ」


ヤシャ「創造主?」


瑠璃「思い出したわ、私が精霊になりたての頃の話なんだけど。リアムンドにいたユウリは『異世界童話の国のバジル』っていう物語の執筆者なの。でもね重い病気であまり長く生きられないって・・・」

  「ユウリは自分が夢に見ていた世界の物語を執筆していたの。それを知ったバジルが彼女を助けるために『ハートの鏡』を使ってこの世界に連れてきたんだって。作者のユウリを、リアムンドから物語の中に連れてきてしまった事で、ゼノテイルは均整がとれなくなり『異世界童話の国のバジル』本はバラバラになってしまった。ユウリは記憶を無くし、バジルも消えてしまったのよ」

 

瑠璃の話を聞いてピーターとヤシャ「ハッ」とした表情で顔を見合わせ。


ピーター・ヤシャ「「ハートの鏡だ!!」」


と、同時に叫ぶと、ヤシャは瑠璃を抱き上げて


ヤシャ「よく思い出した、えらいぞ瑠璃!」

 

ヤシャに褒められた瑠璃は「えっへん」と満足そうに微笑んだ。


ピーター「確か今『ハートの鏡』は闇の塔の中にあるはずだ」


瑠璃「あのね、ハートの鏡は二つあるの、闇の塔にある女王の鏡と、ユウリの部屋の人形が持っているアレよ」

 

そう言ってルリは鏡の中のリアムンドにある、人形の手に持たされている小さな『ハートの鏡』を指差した。


ピーター「闇の女王の封印の鍵はバジルの思い出の品って事ですかね?」


ヤシャ「そう言うことになるな。一先ずこっちの人形の『ハートの鏡』を探そう」

 

そう言ってヤシャ達は城を後にする。


ピーター「ヤシャさん、消えたバジルは闇の女王だとしたら、ユウリもどこかにいるんじゃないですかね?」


瑠璃「わたし知ってるよ」

 

そう言って瑠璃は、ピーターとヤシャの間に入ってくる。


ヤシャ「やはりゼノテイルにいるのか?」


瑠璃「うん、あのねユウリはね・・・、闇の塔で眠っているよ!」

 

ピーターとヤシャは瑠璃の言葉を聞いて顔を見合わせた。


ヤシャ「なるほど、ユウリが闇の塔の巫女だったのか・・・。」

 

そして、3人は急ぎ城を出て賑やかな城下町ま出て来た時だった。

ふと視界に入った者にピーターが気付く。


ピーター「ん?ちょっと待ってくれ、あれは・・・」


そう言ってヤシャと瑠璃を止めると、ピーターはモノクロの町の中を行き交う一人の人の前に行き顔を覗き込んだ。

そして驚いたように後ずさり、


ピーター「なんで・・・マリなのか?」


そこにいるのはピーターの想い人、光の塔の巫女マリだった。


モノクロ世界のマリは路地裏にある小さなドアに入って行く。その建物の中にいた人々にマリは涙ながらに話しを始めた。


マリ「私はこの世界を作った創造主に騙されて連れてこられたのです、そして二度と自分の物語に帰る事も許されない。私は重い病で残された時間は短いけれど、創造主をには必ず責任を取ってもらうわ。そして、私がこの世界を光の世界に変えて見せます」


その話を聞いた人々はマリに拍手を送る。

 すると場面がいきなり変わり、同じようなことを話すマリとそれを聞く人々の様子が何度も繰り返される。

そして、時間が進み最近のマリが一人の場面になった時だった。マリは鏡の前で独り言を話していた。


マリ「ほんと人ってチョロいわね。不憫な生い立ちや短い命で可哀想な私の話をすればするほど皆が私を大事にしてくれるんだもの。おかげで私は自由以上の自由と富を手に入れられたわ。要するに嘘なんてバレなきゃいいのよ、上手に嘘をついたもん勝ちよね」


そう言ってマリは顔つきを変えた。


マリ「ほんと、平和とか平等とか人々の幸せなんてバカバカしい。私はどんな手を使っても誰よりも幸せで皆が羨ましがる優越感を手に入れるわ」


鏡の中の自分に不気味に微笑むマリの周りには黒い陽炎ができていた。

マリの嘘と本性を知るピーター。


ピーター「なんなんだよ、オレはこんな奴のために大事な友達や家族、そしてゼノテイルの人々を裏切ったのかよ!!」


自分の頭を近くの壁に打ち付けた。

瑠璃「ピーター痛いからやめて!」


ルリは必死にピーターの頭をかばう。


ピーター「オレはもう消えてしまいたい気分だ・・・・」


また場面が変わる、灰の山にマリとマリに似た雰囲気の少女がいる。


マリ「ねぇ、あなた光の巫女になるんですってね?おめでとう」


少女「うんマリありがとう、私頑張るわ・・・?えっ?」


マリは少女を灰の山の窪みに突き落とした。


マリ「うふふ・・・光の巫女は私に任せてね」


そう言って去っていく。そして場面はまた変わる。

そこには光の巫女の儀式を行う前のマリがいた。


ピーター「本当にマリなのか、こんな残酷なことって・・・」


ヤシャ「ピーターきみは若い、反省して次に生かす事も可能だろ。彼女はここまで来たら手の施し用も無い、見つけ次第浄化が必要なレベルの危険人物だ」

 

そして鏡の中の自分をウットリ眺めてるマリの手元を見て。


ヤシャ「おい、これってもしかして・・・」

 

二人は顔を見合わせた。


ピーター「とりあえず、元の世界に戻りましょうか」

 

そして入ってきた扉に向かって足速にすすんだ。


 そのころ、サクラとヘンゼルは再び光の国に来ていた。

月の扉を閉めた後、6国王たちは再び今後の事を話し合いその結果、現在無事な火、水、森の祈りの塔を各国の王達が分担して守ることになった。そして今後は闇の塔が重要な場所になるという。


火王スサノ「私と風王ヴァンは火の塔を守るためにここに残る。光王ライトは森の国の塔の護衛に向かった。カエン、ヘンゼル、サクラ達は光の国の闇の塔に向かってくれ。闇の女王が再び復活したらきっと闇の塔が本拠地になるはずだ。それを阻止する」


火王スサノの隣にいる風王ヴァンもうなずく。


風王ヴァン「サクラ姫の封印の力には及ばないが、このライトは多少なら闇を消すことができる持っていきなさい」


そう言ってヘンゼルに小さなライトを渡す。


カエン「サクラ、ヘンゼル、ラセツすぐに出発する急いで準備してこい」


三人は頷き一旦バラバラになった。

その後、サクラは部屋で簡単な準備を終えると、電話をかけ始めた。


サクラ「もしもしレイン?そうサクラよ。・・・えぇ、これから光の国へ向かうわ・・・・ほんとに?ローズとゴクウも来るのね。うん・・・そうね・・・。わかった、じゃぁ後で生徒会室で会いましょう」


そう言って電話を切って部屋を出て行く。


同じ頃ヘンゼルはヨウエンにいるグレーテとタオに会いに来ていた。


タオ「ヘンゼル様、無事だったのですね良かった。グレーテ!!」


遠くの影に隠れているグレーテを手招きして呼ぶが、なかなか出てこない。ヘンゼルはグレーテのとこまで歩いていく。


ヘンゼル「グレーテ父上からここに居るって聞いて来た。タオにも父上にも相当𠮟られたようだな」


グレーテは泣きはらした顔でコクリとうなずく。


グレーテ「ヘンゼル・・・ご・グスっ・めん・グスっ・なさい」


タオ「ヘンゼル様グレーテだけが悪いんじゃないんです、私がもっとちゃんとしてたら・・・」


タオはグレーテをぎゅっと抱え庇った。


ヘンゼル「タオ、ありがとうグレーテのこと頼む」


そう言ってヘンゼルはヨウエンを去った。

カエンの元にサクラ、ヘンゼル、ラセツと火風の混合部隊が集結し、光の国に向かって出発した。

 光の国の闇の塔まで来ると、水、砂、森の部隊も到着していて忙しそうに次に来る災いの防御に向けて準備が進んでいた。カエンは砂の国の王子アラジンを見つけると


カエン「おぉアラジン久しぶりだな元気か?」


そう言って駆け寄って行った。


アラジン「おぉカエン!お前は聞かずとも元気そうだな」


そして横にいるサクラに向かって


アラジン「あ、サクラちゃん、弟のゴクウがサクラちゃんを監禁したって聞いたよ。ごめんね」


サクラ「いえ、ゴクウはピーターの気持ちを知っていたから裏切れなかったんだと思います」


アラジン「うん、でも駄目なものは駄目って言えるくらい強くならないとね」


サクラ「でも、きっとすごく反省してると思います」


アラジンはニッコリ笑って頷く。


カエン「サクラ、ヘンゼルと生徒会室に行くんじゃないのか?俺たちは他のOBとある程度準備したら待機所にいるから何かあればそっちに来てくれ」


言ってアラジン、ラセツと共に闇の塔の方へ行った。

サクラとヘンゼルはストラナ学園の生徒会室に向かう廊下を歩いていた。


サクラ「そう言えば、ピーター達は大丈夫かしら?」


ヘンゼル「あぁ、ヤシャさんが付いてるんだから心配ないよ」


二人は生徒会室の前まで来た。


サクラ「封印の鍵、見つけられたのかな・・・」


するとサクラの肩で光になって寝ていた琥珀が起きた。


琥珀「ふぁぁー。サクラーここドコー」


あくびをしながら目をこする琥珀に


サクラ「あ、琥珀おはよう、ここは生徒会室だよ」


そう言って生徒会室のドアを開ける。


生徒会室にはレイン、ゴクウ、ローズが先に来て待っていた。


レイン「あっやっと来た。待ってたよ」


するとレインの後ろにいたゴクウが


ゴクウ「あの・・・この度は、本当にすみませんでした」


左頬を真っ赤にはらしていた。


ローズ「私も、ごめんなさい」


サクラ「気にしてないわ『罪を憎んで人を憎まず』でしょ?とにかく皆元に戻って良かったよね」


ヘンゼルとレインに向かって言った。


ヘンゼル「あぁそうだな」


ゴクウの頭を撫でる。


レイン「えぇもちろん」


ローズの肩を抱く。


サクラ「よし、後はピーターが帰ってくるのを待つだけだね」


すると琥珀が眠そうにまだ目を擦りながら、


琥珀「あっそうだ、瑠璃がね、もうすぐ帰ってくるって」


サクラ「えっ、そうなの?」

 

琥珀と瑠璃は精霊どうしで心が繋がっているため、瑠璃達の行動はたまに琥珀から聞いてはいたのだが、火の塔での封印に力を使い果たし疲れが出たのか、ここ数日はずっと寝ていたため話を聞きそびれていたのだ。


琥珀「うん、瑠璃が用事が終わったから、もうすぐ帰るって」


サクラ「そうなのね、じゃぁ扉出さないと」


そう言って空に円を描き扉を出した。サクラが扉が開くと、ピーター、ヤシャ、瑠璃が入って来た。


サクラ、ヘンゼル、レイン、ゴクウ、ローズ「おかえりなさい会長!」

迎えられたピーターはバツが悪そうに


ピーター「お、おぅ、ただいま・・・です。あと、いろいろ迷惑かけてすまなかった」


ピーターは頭を下げた。

賑やかに皆に迎えられたピーターの後ろから、ヤシャとルリが出てきてルリはサクラを見つけ駆け寄ってくる。


瑠璃「サクラぁただいまぁ、疲れたよー。でも楽しかったー!」


サクラ「瑠璃おかえり、良かったねー。あっヤシャもおかえりなさい」


ヤシャ「あぁただいま、今回ルリは頑張ったからな。瑠璃ゆっくり休めよ」


瑠璃「うんじゃぁ寝るー、サクラ、ヤシャおやすみなさい」


そう言って瑠璃は琥珀の座っているソファにバタンと横になって眠った。


ヤシャ「サクラ、俺は向こうで見て来た事をカエンに知らせてくる、サクラ達はピーターから詳しく話しを聞いてくれ」


サクラ「わかった、カエン兄さまは闇の塔にいるわ」

 

それを聞くとヤシャはそのまま闇の塔へ向かった。

久しぶりに生徒会室にいつもの6人が集まった。そしてピーターは月の扉の向こうの話しをはじめた。

ピーターの話しによると、


ピーター「封印の鍵は1つ目は『バジルの本の表紙』2つ目は『女王のハートの鏡』3つ目は『ユウリの人形の鏡』で、1と2は闇の塔にあることはわかってるんだが、3の『ユウリの人形の鏡』はマリが持っているんだ」


そして、ピーターは悔しそうな顔つきで光の巫女マリの真実も語った。

マリは自分が可哀想で有ればあるほど人々の気持ちを動かせると知り、『不憫な生い立ち』や『病気で短い命』などの様々な嘘に嘘を重ね、人々の関心を集め大々的に悲劇のヒロインを作り上げてきた。

演技派女優のように常に自分を演じ続け裏の顔は誰も知らない、都合が悪くなると殺人まで犯す悪人だった。平和と平等が嫌いで自分が優位に立つためなら何だってする。マリの目的はこの世界の混乱と世界を自由にできる力を手に入れることだった。


ピーター「俺は本当に馬鹿だった。簡単に騙されたよ」


ヘンゼル「ピーターは純粋なだけだろ、気にするなよ」


サクラ「嘘をつき続ければ本当になるなんて怖いわね」


レイン「ピーターが悪いんじゃない、アンタみたいな単純な人を騙す奴が悪いに決まってる」


みんなの励ましを聞いたピーターは、


ピーター「ありがとう、俺は仕返しがてらマリから『ユウリの人形の鏡』を騙しとって後悔させてやる事にした!それで皆、すまないが協力して欲しい・・・頼む!!」


と頭を下げた。


ローズ「会長、めちゃめちゃ根に持ってますね」


レイン「まっ、仕方ないから仇討の手伝いは皆でしてあげよう」


ゴクウ「良かったぁ、やっと6人で協力して作業ができるんですね」


サクラ「うん、ストラナ学園生徒会復活だね!」


ヘンゼル「それじゃぁ、『ピーター仇討作戦』を練ろうか(笑)」


ピーター「いや、ヘンゼル、ネーミングセンスがちょっと、もう少しどうにかならないかな?」


 生徒会室に6人の笑い声が響いた。

その頃、闇の塔ではヤシャから話を聞いたカエン達が闇の塔の中で『バジルの本の表紙』と『ハートの鏡』を見つけ手にしていた。

カエン「あったぞ、これが封印の鍵だ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゼノテイル♯1~闇の女王~ 虹桜 @nijixacura

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ