作品の大部分が猫視点で描かれている、少し変わったお話。もしかしたら本当に猫はそう思っているかもしれない、と想像をかき立てられる。とても丁寧で細かい部分まで書き込まれており、猫の思考をここまで喚起させられるところは、すごいとしか言いようがない。仲の良い猫とご主人だが、物語は少しずつ不穏な方向へ進んでいく。そしてもう一匹の、不思議な猫の存在。もし救われない話だったら、辛すぎてレビューは書けなかった。つまり、そういうことです。とくに最後の3話を読む時は必ずハンカチのご用意を。
猫などのペットを飼ったことはありませんが、この作品感動しました🥲最後の、猫と飼い主さんとの絆が描かれたシーンは感動します(涙腺が弱い方はハンカチの準備をしたほうがいいかもしれません)