応援コメント

大衆芸能の書き手が持つべきもの。」への応援コメント

  • はじめまして。
    素晴らしいエッセイをありがとうございました。


    わたし自身は、テンプレには割と好意的な見方をしているほうだと思います。

    初めて自分の好みのタイプの小説に触れたとき、それらをいろんな方がいろんなふうに書いているのを読むのは新鮮な気分でしょうし、勉強にもなるでしょう。

    またテンプレートというものは、小説を書き始めたばかりの頃にはとても助けになり、そして実力のある書き手からすれば、それを使ってどれだけ良いものを書けるかという楽しさもあるかと思うのです。

    こんな偉そうな事を言いながら、わたし自身はテンプレが書けないのですが(笑)


    ただ、一縷様のおっしゃる通り、『売れさえすれば良し』という作者と売り手により、本来ならば良い形で機能していいはずのテンプレートがおかしなものになってしまっている、と感じます。


    小説には作法があると信じています。

    それは会話文には最後『。』をつけないとか、一字下げをするとかそういうことではなく。

    確かにそれも大事なのですが、一縷様のおっしゃる「矜持」に関わる様々なものである。

    そう思います。

    確かに、「書くな」とは誰にも言えないのかもしれません。
    でも「恥を知れ」ぐらいは言われて当然ではないかと心から思います。


    読ませていただきありがとうございました。

    作者からの返信

    感想をありがとうございます。

    一時よりは、減ったのかもしれませんが、いまだに売れさえすればよいというノベルは多くあります。
    そうしたものは、書籍として出ても、僅かでも売れ行きが落ちていくと打ち切りとなり、ぱったりとそこから先も出なかったりします。
    そうなると、果たしてテンプレート物はどのように風呂敷を畳むのかすら、読者に、或いは未来の書き手に提示できないという状況も多々あるように思います。

    今は、色々と書くことも出すことも簡単だからこそ、自分の襟を正すことも必要ではないかと、今でもそう思ってやみません。

    こうした状況が変わっていくのには、もう少し時間がかかるのかもしれません。

    それでは、こんなものであってもお読みいただき、ありがとうございました。

  • 私が中学生の頃に読み漁ったヴァンパイアハンターDシリーズや、能無しワニシリーズは今でいうライトノベルの分類に入るものであっただろうと思うのですが(すみません、オジサンです)、割と陰鬱だったり重厚だったように記憶しています。

    この歳になって、今のライトノベルを読む機会もないのですが、あらすじがタイトルになっている物語って、読み進めるワクワクがそのタイトルで目減りしてるんじゃないか?なんて事を思います。なんというか、作者も読者も一番オイシイトコロを捨ててるんじゃないか、的な。

    あと、エタるという言葉は最近知ったのですが、完結させる事を放棄はしても、せめて、一つの区切りまでは書き上げて欲しいですよね。生み出されたキャラクターたちがかわいそうです。

    矜持や美意識は愛にも繋がっている……と申しましょうか、読者への感謝と活躍してくれた物語内のキャラクターへの愛が、書き手には欲しいですよね。

    っていうか、物語の最後を描く事が一番興奮するのに。

    っと、失礼しました。めっちゃ共感したので、初めて拝読したものにこんなに長文コメントを書いてしまいました。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    私も長文をコメントしてしまうほうですので、全く問題ありません。

    なんというか、これを書いた頃は余りにも酷い物が氾濫していて、つい肩に力が入り過ぎたきらいはあります。
    今、改めて読み返すと、肩(というか全身かもしれない)に力入り過ぎだろうとは思い、やや赤面ものです。

    >せめて、一つの区切りまでは書き上げて欲しい
    私も同感です。連載打ち切りの尻切れトンボであったとしても、何らかのケツ拭いはしないといけないのです。
    物を書くのなら、広げた風呂敷は畳まないといけません。

    >キャラクターへの愛が、書き手には欲しいですよね
    まったく同感です。
    きちんと考え抜いたうえで物語を作っていくなら、キャラ愛は必須ではないかと、私も思います。

    それでは。

  • こんにちは!
    そう、硬いも軟らかいも、本読み好きで、うちの子もそうなんですが・・・
    ハーレムだのチートだのばかりが目立つ書店や新作アニメ情報。
    もっとこう、選択肢がほしいですよね。
    ついには、自分で書き出したり、ステキ作品のサルベージと拡散に走り出すくらいには、現状を憂います

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    レビューもありがとうございます。

    硬軟取り混ぜて、乱読するのは私も同じです。

    しかしながら、最近は本屋さんでライトノベルコーナーにはいかなくなりました。
    どれも同じに見えてしまう自分がいるのです。
    もっと選択が欲しいということに同意します。

    もっと、がちがちなファンタジーも書いてみたいとは思いますが、まずはそれには入念な準備が必要で御座います。
    細かな設定ですね。神様や宗教やら人種も文明も。
    ここに相当な時間がかかるので、いまだに純然たるファンタジーを書き出せないでいますが。

    では、健康に気を付けて。
    感想ありがとうございました。

    編集済
  • コメント失礼します。
    先のエッセイ。非常に興味深く読ませて頂きましたのと、まさに!
    と思う箇所も随所にありました。

    私も別の方とこういったお話をする事が多いのですが、
    ※投稿小説サイトの方と、リアルの方(20代と50代の方の2パターン)です。
    「自由と“責任”」「権利と“義務”」
    どの作者様も“カッコ”の部分が抜け落ちているんですよね。
    だから最後には音楽業界のように半壊状態になる。

    安易な低年齢の性表現。今や中学・高校でも当たり前のように描かれるこの表現をまずはどうにかしないと、増々「旭川いじめ事件」が増える事は間違いないです。
    売れるから入れるエロ表現だと、どこぞの週刊誌と同じです。そう、週刊誌です。それはもう小説と言う形も取っていませんし、なんなら異世界でも何でもない。
    異世界と言う皮をかぶった別の何かです。

    もちろん異世界を全否定するわけじゃないですが、異世界をまともに書いている人は98.5%いません(1.5%くらいの人は真剣に異世界を書いているのを見かけます)。
    ただ異世界は1.5次創作だと個人的には思っておりまして。

    これ以上は散文になりそうですので、末筆としますが、いずれにしても、今のライトノベルの現状は燦燦たる状態と言っても過言では無いと思いますので、声を少しずつでもあげて行ければとは思います!

    とてもいいエッセイをありがとうございました☆

    作者からの返信

    感想をありがとうございます。

    受け取り方はそれぞれだと思いますが、私が思うのは、最低限の道徳的な心構えを持ってほしい。と言う事です。

    読み手も、読み手でありますが。
    これだけ低い参入障壁ならばこそ、書く人には「良き心」と「節度」が必要なのです。

    このサイトでも骨太な小説を書く人たちは、きちんと心得ています。

    この訴えが若者作者たちにどこまで、届くのかはわかりませんが。

    あと、異世界と言うのを、たぶん98%くらいの人は、勘違いしています。

    本当は、異世界と言うのは、この世界には「存在しない法則」に貫かれた、別の世界の事を言うのですが、それは魔法でもなければ、LVが云々でもないのですが。
    魔法と言うのは我々に理解できないものだとしても、それが無いとその世界そのものが存続しない程の法則ではない、という事です。
    そう言う事すら勉強もせずに、エロを交えたゲームの中の世界を異世界だと思って書いている人がほとんどです。はい。

    これ以上は、異世界創作論的散文になりますので、止めておきます。

    本エッセイは、これが続けば若者向け小説という物が自壊するのは、時間の問題だと思い、雑草が声を出したと言う事で御座います。


    こんな浅学なエッセイに感想を戴きありがとうございます。
    重ねて、お礼申し上げます。


  • 編集済

    斑猫です。
     深い考察に基づいたエッセイを今回もありがとうございます!
     これはもう喝采ものです!!
    ……少し興奮してしまいました。
     もう一度、貴方様の深いエッセイが読めて光栄至極に存じます。
     しかも、このエッセイは前回のファンジンの続編ともいえ、なおかつ現代のウェブ小説の病理にまで切り込んでくださっていますね。
     読みやすく、なおかつ我々作者・読者に問題適して下さる内容に感謝しきりです。

     ではまた。

    作者からの返信

    感想とレビューもありがとうございます。

    私の喉の奥につかえてしまっていたものを、ここに書きました。

    浅学な私のエッセイでも、お役に立てればこんなに嬉しいことはありません。

    読者を変えていくには、作者が心を込めて、彼らに語りかけて物語を紡いでいくしか無いのかもしれません。
    長く掛かることかもしれませんが。

    今やらなければ、若者向けの大衆小説は確実に売れない荒野となり、Web小説を出版社は見向きもしないものと見なすことになりアンダーグラウンドとなれば、混沌、一層ひどい玉石混交がその先にある事を憂いています。

    それでは。

  • 石を投げるどころか、一石を投じたことに敬意を表します。

    厳しさもチラつかせた中にも、一縷の望みが垣間見えました。その名に相応しいエッセイです★★★

    作者からの返信

    感想をありがとうございます。

    どうしても、書かずにはいられなかったのです。
    この問題は、作者側も読者側も、変わらなければ、破滅へ行く。

    つまり若者向け大衆小説というものが滅んでしまう危険がある。

    という処から、私はその事を取り出して書いたつもりです。

    問題解決は鶏が先か卵が先か、では解決しえない。難しいところにあります。

    1つだけ言えるのは、「諦めてしまったら、そこで終わりです。」

    良作と信じるものを送り出し続ける事しか、方法はありません。

    評価ありがとうございました。


  • 編集済

    私も現状の打破には「読者の成長」が不可欠であると考えています。
    そもそも本稿の様な『まとも』な創作論は、テンプレ作者たちは初めから読みませんから、どんなに頑張って書いても彼らには届きません。

    「読者」をこちら側に引き戻すしか無いんですよね。
    『読まれる』や『金になる』の理由でテンプレを書いている人達だって、読まれずに金にならないとなれば、テンプレなんか書くのをやめるはずです。

    その為にはどうすれば良いのか具体的な案はありません(あれば既に私がやっています)。
    有志が少しずつ知恵を出し合って現状を変えていけたらなぁ、と願ってやみません。


    あと、余談ですが前回の加筆分読みました。一縷さんが「秘密の花園」とされていた女同人界隈とは大きく三つに分かれます。

    ①腐女子、BL、耽美、やおい 〜男性キャラ単体あるいは複数で絡ませて愛でる派。現在最大派閥である為に「自分らの行為は公認かつ正当なもの」と驕っており、場違いな布教等の迷惑行為をはたらく者も少なくない。

    ②カプ厨 〜原作の男女のキャラを恋愛関係で括り、そこからの展開を漫画や小説で書いて楽しむ派。ただ、選定したカップルには個人の主観が大きく入り込む為に「そんなカップリングは認めない!」等、たとえ同じカプ厨同士でも骨肉の争いは珍しくない。

    ③夢女子 〜カプ厨があくまでも原作のキャラを用いて恋愛関係を構築するのに対して、夢女子は「作者自身」が物語世界のキャラとなって原作キャラとの恋愛を繰り広げる派。これも他の派閥からは「おめーみたいなゲスな女が〇〇くんに近づくんじゃねーよ」等の誹謗中傷攻撃を受ける事が多々ある。

    こんな感じです! 女性オタク怖いです!w

    あともう一つ。百合をメジャー化させた作品は「マリア様がみてる」だと思われますが、正面から百合(レズビアン)と向き合ったルーツは漫画だと永井豪の漫画「ジャンジャジャ〜ン ボスボロットだい 」あたり、アニメだとくりいむレモンシリーズの「黒猫館」では無いかと思います。この辺不確実で申し訳ありませんが、そんな所かと、ハイw

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    結局、読者が現状を憂いたうえで、読まなくなる。ということしか
    解決方法はないだろうと、思っています。

    あと、女性陣にしか知りえようのない、情報をありがとうございます。
    1のなかでの腐女子と言うのも恐らくは、かなり後になって出てきた言葉ですので、BLのころと同じでしょうか。
    2や3は私のつたない知識の中では、もう少し和気あいあいとやっている恋愛漫画同人誌という認識でした。おそロシア。

    くりいむレモンシリーズの「黒猫館」は知っていましたが、あのシリーズをファンジンの考察に入れるのは忍び難く、カットしていました。

    少し検討し、整理して、どこに位置付けるべきか考えて加筆したく思います。

    本当に、ありがとうございました。