人生は、パンジャンである。

人生は、パンジャンである。

人生は、パンジャンである。

この言葉を理解できる人間は、果たしてこの世にどれ位いるだろうか。

人生とは、出来事という名の「点」を無数に繋いで「線」となる。

出来事という名の「点」は常に乱数的であり、

時に刺激的で、

時に愉快で、

そして時に悲観的だ。

故に、人生という名の「線」は、人生を歩む人間が考える程、直線的には成りえない。

では、パンジャンはどうだろうか。

数多の研究を積み重ね、パンジャンドラムという試作兵器は遂に放たれた。

しかし、どうだろう、パンジャンドラムは車輪の方向に前進しただろうか。

否、しなかった。

パンジャンドラムは砂地の摩擦や地形の凹凸に流され、曲がり、片足で走り、

そして遂に、パンジャンドラムは横転した。

それはまるで、人生を描くかのように。

パンジャンドラムは横転した。

しかし、パンジャンドラムは大きな砂埃を上げながら、

その砂地に足跡を残した。

人生は、パンジャンのように正しい道を歩めない。

時に道を外し、時に横転する事もあるだろう。

しかし、パンジャンドラムは横転してもなおロケットの炎が消える事は無い。

人生を歩む人の心も、同じ炎を灯しているはずだ。

私の言葉は間違っているかもしれない。

しかしそれもまたパンジャンだ。

私の人生もまた、間違っているかもしれない。

しかしそれもまたパンジャンだ。

故に、人生はパンジャンである。

ぷらすみど