第31話
麗奈が神話クラスの杖とローブを入手して冒険が始まった。マキの装備を零の金でしっかり整える。
「うわーこんなに買って貰っていいの? ありがとう」
マキは中級装備でも大喜びで憧れの異世界の冒険に胸を踊らせているが、彼女の選ぶ装備は露出度が高い。ほとんど肌が出ている。童貞だと鼻血を出してしまうレベルだ。
彼女はコンビニに行く時も長めのTシャツ1枚で下は下着のままで出歩く。楽で涼しい格好だと本人は思っているが、周囲からすると目に毒だ。コンビニ店員もドギマギしてしまう。
なので装備も凄まじく裸のような装備になってしまった。お尻のラインがくっきり見えて、胸も谷間がバッチリ。ビキニアーマーでTバック。小手とグローブと盾と剣。女戦士の出来上がりだ。
「マキちゃん本当にそれでいいの? 値段は高いけど防御力に不安が。あ、鼻血が」
零は真っ赤になりながらマキの装備をじっくり見ている。すると鼻血が出た。
「大丈夫。素肌の部分はシールドの魔法が掛かってるから触れられないよ。残念でした」
マキはいたずらっぽく舌を出してそれから微笑んだ。
「それに運動するなら楽な格好じゃないと。陸上の時もそうでしょ?」
「あ、はい。そうですね。あ、鼻血が止まった」
「もう、だから今後はいやらしい目で見ちゃダメだよ」
それは無理だろと思いつつ、これがマキの普通だと理解して冒険に向かう事にした。異世界初心者のする事は先ずはレベル上げだ。
ずっと黙ってる麗奈が不気味であるが上手く行くのだろうか。マキは陸上部で鍛えられたカモシカのような足があるから即座に戦えそうだが、麗奈の体はローブで隠れて見えない。巨大な胸のふくらみはローブの上からでもわかるが。推定Iカップ。マキも小さくはなくてFカップ。超乳対巨乳という所だ。
「さあ、装備が整ったのなら冒険に行くわよ。アンデット狩りよ」
「私は農業被害を受けてる農家をゴブリンから救いたい」
「どっちにするの?」
「ねえ?」
零はギルドでマキと麗奈から2択を迫られる。どっちを選ぶか迷っている。
「じゃ、じゃあ、両方で!」
「この二股男!」
マキと麗奈の声がハモった。2人とも薄々二股だと思っていたらしい。今後この3角関係がどうなる事やら。神としても見守っていきたい。どちらが世界の為になるのかを。
俺って運気が見えるんだが、それで神様から異世界に招待されたけど帰りたい件 ルンルン太郎 @rnrntarou2239
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。俺って運気が見えるんだが、それで神様から異世界に招待されたけど帰りたい件の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます