第3話出会い
地獄行きの扉に入ってみると、そこにはナナシが言っていた案内人がいた。
「どうも」
案内人さんが言った
「君かい?進藤悠真は」
「はい、そうです」
そこから俺が「ここはどこですか?」、「他に他人はいないんですか?」などと疑問形で話しかけても無視してきた。
一瞬俺の声が聞こえてないのかと思ったがそれはないかと思った。
少し時間が経って俺にだけ気まずい空気が流れてきたその時向かい側の方から大きな音がした。
「ドォォォォォォ━━ォォォォォォン!!!」
扉が開いた音だった。
少し遠くて見えなかったが人影が見えた。
その人影が段々と俺たちに近づいてきた。
案内人さんがその人物に声をかけた。
「君は小森茜かい?」
「そうだけど?」
その茜っていう子はだいたい歳は20代ぐらいでちょっとだけ怖い雰囲気がした。
「全員集まったことだし行くとするか!
ここのエリアでは2人だけだから俺様の後に付いて来い」
俺たちと喋った時よりも比べ物にならないぐらいの大きな声で言ってきたので、ビクッと肩が上がったのわかった。
「君茜っていうんだね!、俺は悠真よろしく。」
「よろ」
面倒くさそうに返事をされた。
「つーかおじさん元気だね。」
「なんかありがとう(๑′ᴗ‵๑)」
「別に褒めてねーし」
そんなつまらないはなしをしているうちに案内人の人が
「ついたよ」
と言ってきた。
そこは町が広がっていて、地獄とは思えないほどの大きくて綺麗な建物が広がっていた。
「ここはどこだよ。地獄にしては綺麗すぎるだろうが。」
茜が言ってきた。
それに対して案内人さんが言ってきた
「地獄は汚いところではない。ましてやここは地獄の王都だぞ。」
死んだら地獄行きだった @kamurkun
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