仕事が早く終わった帰り道。向かったのは、一部の人間の中で話題となっている、喫茶店「フィーネ(終わり)」。「思い出の曲はありますか?」マスターに尋ねられ、彼女は答える。それは、別れた恋人との思い出の曲だった。ちょっとずつズレていく半音(ブルーノート)。それを表すかのように、彼女の言動にも少しずつ違和感が出てきます。というか待って、よく考えたら最初からおかしい。と、また読み直します。その正体がわかった時、「なるほどなぁ」と、タグ欄を見直しました。