ポイント制の高校生活

@Nemuke_py

人間関係の根本

 今まさにこの文章に目を通している、できることなら他人とあまり関わりたくないであろう紳士淑女の諸君。俗な言葉でいうなら隠キャの君に問いたい。

学生生活における友情や愛情に制限はあるのだろうか?少し考えてみて欲しい。

我々陰なるものからしてみればクラスの上位カースト達の人間関係の量と質に圧倒されはしないだろうか?「なぜあれほどまでに友人がいるのか?」はたまた「そんなに他人と話していて疲れないのか?」等々思い当たる節が少なからずあるはず。

陽キャと呼ばれる彼ら彼女らは何か機会が訪れる度に我々にとっては苦痛でしかないようなレベルの人間関係を自ら構築しにいっている。彼らが日常でとっているコミュニケーションの量はきっと想像もできないほど多いのだろう。しかしなぜあれほどまで他者との意思疎通を行っているのに疲れないのか、疎遠になる人はいないのか。

考えてみたことはないだろうか?クラスの中心にいる秋月君は周囲とのコミュニケーションに対してどんな感情を抱いているのか?それとも何も感じていないのか。

そこで私は一つの可能性に気が付いた。根本的なリソースが違うのでは?と。

 詳しく説明しよう。まず根本的なリソースとは人間関係に割けるリソースのことである。我々にとってわかりやすいように換言するとスキルポイント制のゲームにおけるなんらかのスキルが友情などに相当していると考えればわかりやすいと思う。

つまり、我々は

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