コロナに関して、もちろん重症の肺炎ではあると思うのですが、私は脳や心もやられる病気だと思っています。
単純に今までの常識が通用しなくなる状態と無症状やら倦怠感やら今までに症状が起こってきたウィルスなのもありますが、そもそもメンタルが弱い人は将来不安で正常な判断が出来なくなるものなんだと思います。
目の前の事実と陰謀論という仮定がごちゃ混ぜになるのは、やはり元々真面目で中二病を人生で経験して来なかったのかなと、読んでて思いました。
某有名人の言葉を使うなら「嘘を嘘だと見抜ける人でないとインターネットは難しい」と本人に言いたいですね。
すみません、他人の家族に難癖つけてしまい申し訳ございません。
とにかく、作者のメンタルが病まないように頑張っていろいろ回避してほしいと思うエッセイです。
九割の事実に一割の嘘を混ぜる。騙しの要諦。不安が絡むとなおのことよし。
それは陰謀論も同じで、他愛なく意味も薄い真実を積み、感情が絡むところで大嘘をつく。理性的であろうとする人に情報を与え、疑わしい解釈を教える。傍から見れば稚拙な論理も、渦中にいれば真実になる。だからハマり、一度ハマると抜け出しにくい。
このエッセイあるいはノンフィクションは、COVID-19(コロナウィルス)騒動のさなかパートナーが陰謀論にハマっていく過程を、ユーモアを交えつつ淡々と、しかし、克明に描いています。
どこまでが真実なのか。どこまでが嘘なのか。なんなら嘘であってくれと言いたくなるような臨場感があります。
これからどうなっていくのか、今はどうなのか、いやそもそも事実なのか……と、読み物としても久々にゾワゾワきました。