肩に木漏れ日

水川聖一

第1話

私の、私だけの、居場所、海の見える、夏の居場所。。。




 




美加子は、いつもぼーとしていて、変わった子だった。。。




そんな俺、和弥も、周りから、変わってると言われていたりする。。。




ミーンミーンミーン


ミーンミーンミーン




そんな福岡県の夏のある日、二人で団地の坂を上がった所で、美加子の、口元が、動いた。




「え!なんて言ったのさ?」




「和弥のバーカw」




「え?何て言ったとー?何て言ったとー?」




次の日になって、前の日から、僕は、美加子が、何て言ったのか、気になって、眠れなかった。。。




今思えば、その言葉は、僕にとって、人生で1番大事な、忘れては、いけない言葉だった。。。




そのまま、僕らは、幸せな高校生活を卒業した。。。




それから、僕は、美加子に会う事は、なかった。




そして、月日が、10年経ち、20年経った。。。




同窓会の日




僕は、美加子に久しぶりに会えると、意気揚々だった。。。




同窓会に、美加子は、来なかった。。。




車で、同窓会から、帰る途中、隣の席に座る、僕の妻が、こう言った。。。




「あ!ここ、美加子が、いつも来ていた場所」。。。




「え!」




僕は、車を急に止めて、その場に立った。。。




やっと、やっと、美加子が、あの時に言った、言葉が、解った。。。




涙が、なみ、涙が、咳となって溢れ出し、止まらなかった。。。




そんな、僕を見て、妻が、こう言った。。。




「そう言えば、美加子、やっと、やる事が、見つかったぁ、言うてたよ!」




「美加子に、やる冪事?」




僕は、ハッとなった。。。




それを、見た、妻「美加子の友達」は、優しく、微笑んでいた。頷いた様で。。




僕は、胸を撫で下ろした。




「美加子、今頃、何しているんやろうねぇ…」w












































「うん、私もう、膝を抱えて泣くのやめるね!」






































































私、やっと、やりたい事が、見つかったの、自分のやりたい事が、だから、心配しないで、和弥のバーカw。。。


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肩に木漏れ日 水川聖一 @kfir

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