第6話 女神のティーパーティー、第一回

 どんどん、ぱふぱふ~

 さあ、開催いたします。

 女神のティーパーティー! 第一弾!!!

 ゲストにお招きいたしました、ある意味女神はここの主でいらっしゃるので、ゲストは作者の別人格、ハチバンになります!


「はいよろしくぅ」


 8:もちろん、ハチバンは実際の作者とはキャラが違いますから。ふわわわ……(あくび)


 眠たそうですね。今日はお昼寝なさらなかったんですか? ハチバン。


 8:そうね、あんまり……。


 ということですので、女神、あんまりテンション上げないで行きましょう!


「はぁい。言葉遣いをちゃんとして」


 それではさっそく参りたいと思います。

 お題は! ええと、でん! 最近面白かった読み物は!?


「あー!」


 8:女神は最近読み物は?


「あたしね、さっきからずーッと前からはっきりしててね。ジャンプ! 素敵でしょう? 『ヒーローアカデミア』なんつーの?

『ヒロアカ』!」


 8:かっこいいでしょう。轟君も爆轟くんも、それから……。


「緑谷出久!」


 8:そうそう、それが言いたかった。


 わたくしは個人的に麗日お茶子さんが安定のヒロインです。


「あははー」


 8:他の人もぶっとんでる。


 麗日さんは宇宙的なモダンスタイルなのに、中身はけなげなヤングケアラーで。


「それがいいんだよ」


 8:わたしもわたしも! お茶子さん好き!


「彼女、体育祭か運動会で、爆轟くんと対決しました。あれ、見どころだ」


 8:はい、はい。


「無重力でつぶてを浮かせて、流星を降らせるって、なかなか壮観」


 8:かっこよかったですー。


「ね。お茶子さん、愛される」


 8:出久くんと仲がよかった、でも出久くんの助けを乞わず、独りだけのアイデアで……。


 そういう芯の強さっていうか、ヒロインとしての映えがいいんですよね。


「うんうん」


 8:ほんわかしてる顔も、いいな~


「愛されるよね」


 8:はい。


 ヒロアカ以外には何を読まれるの?


 8:女の園①~③!


「あれはギャグ? 主人公が無表情で、毒を吐くところがおかしい」


 8:ギャグでしょう。


 毒といえば、なにか悶着が起こりそうなものなんだけど。


「心の中でツッコむツッコむ」


 8:そこがたまらないんですよ~


「ほんとおかしいよね。女子高生のしゃべりとかも異次元のおもしろさ」


 8:あえてのモブ感ですね~


「そうそう。個の良さはあまり前面に出てこない。集団としての生き物だよね」


 とりあえず、ジャンルにこだわりがないということで、次行ってみましょうか。


「えー」


 女の園って主人公の先生がいないところでの描写が多くって、いまいちドカンとこない。非常にまったりしています。


「そこがいい」


 8:うんうん。


 じゃあ、ああいうのを小説に書けるかと言うと……。


「だめだね」


 8:あれは漫画だからいいんでしょう。


「うんうん」


 むしろ絵の面白さが際立ってますね。


「もちろん、それも魅力的で」


 8:その作品に流れる空気感が……。


「ああ、わかる気がする」


 8:いいですよね~。


 じゃあ次。わたくしは児童文学の青い鳥を読みました。


「ああ、あれね」


 8:藤本ひとみさんの作品が好きです。


 読んだのは原作が藤本先生で、本文は違う人が書いてるんですよ。


「それはそうだ」


 8:年をとっていくのに、中学生の話を延々と……怖すぎる。


 あ、でも一般文芸でも同じキャラが活躍してるんですよね。成長した上杉と彩がつき合ってたりとかして。


「うーん」


 8:私はカッズならではのあの空気感が好きなので。


「もっとも、妹の奈子の方がIQ高くて、話もおもしろい」


 あ、星型クッキーね!


 8:そうだ、奈子は王様なんだよ。早く続刊を読みたくて。


 買って参りましたよ、そこは抜かりなく。


「でも、三巻くらいしか出てない……」


 ああ、あれ、なんでなんでしょうね。


 8:おもしろいのにー。


 さて、温まってきたところで、「女神のティーパーティー第二段」のお知らせです。

 一応希望としては女神の話したい内容なんかを先にお聞きしたいですけど、いかがですか?


「もう、それを早く言ってよ」


 すみません。今日はお互いの顔合わせの意味もあったので。


「そっか!」


「じゃあねー。いくら学園ものが書きたくても書けない話をしようよ。改めて聞くとね、年齢不相応な感じするし」


 じゃあ、一般文芸でネタを仕入れてきましょう。


 8:えー、私だめ。今、深沢先生の『新フォーチュンクエストII』にのめりこんでる。


「あれあれw」


 じゃあ、ハチバンはそれで。


「私もそれでいいわ」


 じゃあ、また近いうちに『新フォーチュンII』について会を開きましょう!

 それではお開きにしますか。


「えー」


「もったいないから、チャット形式でしよう」


 じゃあ、雑談枠ですね。女神からどうぞ。


「ええとね。今回の会はいつでもできるから、みんな個人的に話したいことがあったら」


 教養会議みたいなのをするんですか?


「そうそう」


 じゃあ、参加人数×話題をかき集めないとですねー。


「そうしようよ」


 8:賛成!


 じゃあそういうことで!


「はーい」


 8:またです!


 ではー。

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女神のおしゃべり帳 れなれな(水木レナ) @rena-rena

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