第5話 KADOKAWAが破産寸前までいくってほんと?

「ほんとよ」


 ある種の隠喩とか暗喩とかでなくて? 実はKADOKAWAから優秀な作家が出ていってしまうとかの。


「それもある」


 KADOKAWAは、カクヨムはどうなってしまうんでしょうか?


「KADOKAWAは急激に業績を下げ、追い風を受けた他の業者にとられ仕事を失います。どうして? ばれたからですよ。カクヨムに集客呼んでおいて、どうしようもないものを(作品を)とりあげ磨いていたことを」


 ちょっと理解が追いつきませんが。


「つまり、えーきちさんたちのグループみたいにYズプロリレーなんてしてる場合じゃないの」


 編集改造ありきで拾い上げのように賞を与えていた……?


「そりゃそう」


 選ばれる基準はなんですか? えーきちさんに教えてあげたい。


「意外と盲点なのが、えーきちさんを慕う気持ちも本当ね」


 ええ。


「んーと、Yズプロリレーやってた人はみんな横において、さらわれます、だれかに」


 なにをさらわれるんですか?


「だから、Yズプロリレーみたいな企画が始まるのよ」


 公式でですか?


「そう」


 盛り上がりますか?


「盛り上がる」


 カクヨム隆盛?


「隆盛とまではいかないけれど、集客は呼べる」


 わたくしはどうしたらいいのですか?


「とりあえず、助かることを考えて。今もYズプロリレーを慕ってきた輩がまず助かってくれることを」


 なにをもって助かったとみるべきですか?


「Yズプロリレーを繰り返し想起し、Yズプロリレーがあったことを忘れないようにする」


 ド派手に繰り出される企画内容に流されないこと?


「そうです」


 結局わたくしはなにをすればいいのです?


「なんにもしなくても、その時がきたら言う」


 はい。


 その時って?


「時代を反映して、コロナ禍もやんで、ステップ2! ってとこ」


 わかりませんが、その時までにわたくしがしなくてはならないことは?


「状況を判断すること」


 大づかみでなくて、対策としてすべきことは。


「そうねえ。漫画を読むとか」


 どこのなんという漫画です?


「クリエイターがヨム奴」


 ドラゴンマガジンとか。


「なにそれ!」


 あ、いやー知らないもんで。


「クリエイターとかって絶対ヨム奴あるじゃない」


 ジャンプ。


「そーそー」


 チャンピオン。


「そーそー」


 マガジン。


「そーそー」


 サンデー。


「それは違う」


 なぜです?


「サンデーは違う」


 理由は?


「サンデーは、ロリコン漫画だから」


 それを言ったらジャンプはショタコン漫画じゃないの?


「そうなのです」


 なるほど、コロコロは?


「違います」


 違うのか―。


「じゃあね」


 あ、ありがとうございます!


「ふんふふーんv」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る