• 現代ドラマ
  • エッセイ・ノンフィクション

本気の本気でないと伝わらない

昨日の時点で、スコちゃんは画像の通りでした。
心の中で、スコちゃん、ふりむいて! カメラの方を見て!!! と念じたら、まさかの上目遣い。
どうしたのと。

なにか物足りないのかと。

ハッピーバースデイの歌も歌ったし、モンプチもまたたびもあげた。
でも、いつも通りすぎないか?
わたくしは思った。
切るべきものを切ってないなと。

で、今日Olympicに行って散々「愛猫の環境改善」に良いものを買い散らかしてきた。
水に入れる浄化剤とか、コームとか、吸水性のいいタオルとか、餌皿をきれいに洗えるスポンジとか。
でも、そんなのじゃ足りないの。
売り場を離れようとした瞬間、悟りました。
今年の冬はもう来てる。
スコちゃんは寒いわけだ。
エアコンは入れているけれども、廊下に出たら寒いよ。
寒暖差にストレスだ。
禿げちゃうかもしれない。
とにかくヤバイと思ったわたくしは、新作のふあふあのボアソファを買った。
そして部屋に置いたけれども、使ってくれるかのドキドキ。
わたくしはスマホを構えてカメラを回していたけれども、スコちゃんは猫草を食べるのに一生懸命で振り向いてもくれない。
このソファ、失敗だったのかなと。

猫草に飽きたスコちゃんが少しでもソファに寝そべってくれないかなと、動画を回したけれども座ってもくれない。
気に入らないんだな。
ちょっとにおいをかいだだけ。
そんなのある?
今まで新しいベッドを買う度に、喜んで使ってくれたじゃない。
わたくしは苦悩するわけです。
でも、がっかりなのはそのメンタルです。
なるほど、と。
がっつりプレゼントは張り込まないとダメなんだって。
新しくすればなんでもいいと思っていた、それがダメなんだって。
引っ越しの準備で家の中がこう、不安定になっている。
それをスコちゃんは敏感に感じ取ってる、そんな節がある。
そして、ピンクのうすっぺたいお座布団に寝そべってこちらを見上げてくることがあった。
スコちゃんを離さない。
もちろん、絶対離さない。
だけど、スコちゃんの心が少しずつ離れてきているのを感じました。
情けない。

ごめんね。
環境改善だけじゃなくて、プレゼントも心をこめるから。
本気の本気でお祝いするから。
ランラン、歌って自分だけいい気分になるんじゃなくて、精一杯おもてなしをするから、今回の失態、誠にすまなかった。
愛してるよと伝えたい。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する