第12話 永遠を願いながら

君が食器を洗う音が好きだ

食器が鳴らす音

響く水音

君の鼻歌


そろそろ終わる頃だろうか


テーブルの上に君の好きな紅茶を

淹れておいたよ


君の笑顔を肴に

僕は少しだけお酒を飲もう


アルコールなんて入っていなかったとしても

君の笑顔に酔ってしまうね


今夜も君と素敵な夢を見る

毎日君とこうやって穏やかに

時を重ねていくんだ

ずっとずっと

終わりがきませんようにと

願いながら

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慕情 紬季 渉 @tumugi-sho

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