魔法が使えない残酷な世界

@janeta

囚人番号13番 「龍魔 猛」

(魔法取締官) 囚人番号13番起きろ

今日はお前の命日だ。


(13番) はい。


(裁判官) これから囚人番号13番の裁判を

始める


(13番) (俺は生きる資格を失った

この世界では魔法を使ったらいけない。

13年前魔法を使ったテロが起きた

そしてそれ以来から魔法を使った人は

死刑になる 人を殺すより魔法を使った方が

重い罪になる

死刑が決まっているのになぜ裁判をするのか

それは…見せしめのためだ。)


(裁判官) 囚人番号13番 「龍魔 猛」は

魔法を使って人を殺めようとした

これで間違いないのだね?


(龍魔) はい。

(違う…俺は魔法を使って人を殺そうなんて

してないのに…。 俺は助けようとした

だけなのに。)


(裁判官) それでは判決を言い渡す


バーーン!!!!!!!


(龍魔)!?


(???) その判決、ちょい待ったぁ!!!

こいつには利用価値がある!

死刑にするなんて勿体ない!


(民間人) この裁判を止めるだなんて

ありえないわ どんな神経してるのかしら?


(民間人) そうだ! こいつは魔法を

使って人を殺そうとしたんだぞ!

そんなやつに利用価値なんかあるか!


(???) 死刑になるのを分かっているのに

裁判をしてゲラゲラ笑ってる下民どもは

黙っとけ!!


(民間人) なんだと!? 

こんな事をしてどうなるのか分かってるんだろうな?


(裁判官) 静粛に!!! 利用価値が

あると言ったなぁ? 人を殺そうとした者に

利用価値があるとは到底思わぬが

一応裁判官として話は聞こう


(???) ありがとうございます!

私の名前は「美田島 守」と言います


(民間人) なに!? たしか、

13年前 テロに巻き込まれて死んだはずでは?


(民間人) どうゆうことだ??


(美田島) 私は死んでない

確かにあの時は致命傷を負っていた

だかある人が助けてくれたのでね

話がそれた本題に入らせてもらう

13年前テロをおこした犯人がまだ生きている

そして13年前と同じ事をしようとしている

より強いメンバーでこの街を破壊するだろう


(裁判官)ほー それでその事と

この者になにが関係している?


(美田島) こいつはその強いメンバー

と相性がいい こいつの持つ魔法は

ちょいと珍しくてな 他の人にはない

魔法を持っている

今の魔法取締班では強いメンバーを倒すことは

不可能だ また同じことを繰り返すのか?

こいつを強いメンバーを倒すメンバーに

入れろ


(民間人) こんなやつをメンバーに

入れろだと?? ありえない!


(民間人) こんな話バカげてる


(美田島) おい下民ども

お前らがビビって裁判官に反抗できずに

ペコペコしてんのバレバレだぞ?笑


(裁判官) 分かった。 この者を

その強いメンバーを倒すメンバーに

入れてやる ただしテロが起きる前に

その強いメンバーとやろを倒せ

猶予は6ヶ月それでいいかね?


(美田島) 多少短い気はするが

猶予が取れただけましか


(裁判官) これにて裁判を終わりとする


カンカン!!!!



(龍魔) また始まったんだ 残酷な

世界が…

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