ガルシア=マルケスの作品を読んでいる時のような浮遊感を味わえました。誰が読んでもおもしろいしきっと夢中になりますが、特にラテンアメリカ文学が好きな方は馴染みやすいのではないでしょうか。ユーモラスなところがあり、軽快なテンポで、ぐいぐい引き込まれます。なんだか親近感を覚える主人公に、愛嬌のあるぬるぬる女、実はいい人な店員に、かわいいシュナウザー大佐。最後、爽快さと共に妙にしんみりしました。
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