毒殺、射殺、刺殺、撲殺、絞殺五回も殺された男はいったいどんな業を犯したのでしょう?果たして誰が致命傷を負わせた真犯人でしょう?彼の死因とは一体?この作品は短編ミステリーとして非常にテンポ良くそんな謎と解を魅せてくれました。強いて問題点を挙げるとしたら推理の前に犯人と被害者の人物像をもっと深く掘り下げて欲しい、それと嫌疑者達の動機付けが欲しいです。是非一度リラックスして読んで見てください
なんと言いましても、仕掛けが面白かったと思います。短編ならではのスピード感溢れる推理が光っております。ラストで衝撃を隠せなかったのは、私だけではないと思います。様々なジャンルに挑戦した作者様の意欲作でしょう。是非、ご一読ください。