著者メッセージ

あとがきのようなもの


「私の願いは、



 完結いたしました。


 改めまして、皆様

 長らく本作とお付き合いくださり、本当に、本当に

 ありがとうございました。



 といってもこれ

 五月五日に書いているので、私としては完結まで実際あと一ヶ月近くあるんですけどね!(ぶち壊した



 コンテスト応募作を書くと決めたのが今年の二月八日。


 で、速攻で応募して、

 ネット投稿NGではないコンテストだったので加筆修正をしながら小説投稿サイトに投稿し、


 初めての投稿が四月一日十八時。


 投稿期間は二ヶ月ちょい。


 うち投稿日数は五十五日間。



 極度の飽き性なので、衝動に駆られて一気に応募はできたとしても

 予約投稿は飽きてやらなくなってしまうのではないかと思っていました。


 自分のこと信じてなくてゴメン、自分。



 はーっ!

 終わったぁー!!


 達成感やっべぇー!!!



 でもこれが投稿される頃には

 とっくに次作が公開されているわけだ。


 ゆえに爽快感に浸るのはここで終わり。



 さて、ちょっと真面目に書きますか。



 

 本作は私、穂刈らいすの処女作です。


 今日(五月五日)改めて一から本作を読み返してみて、自分の文章力の無さにそれはもう驚きました。

 

 今の自分だったらもっとうまく書けるのに。

 全部書き直したい。

 こっそり修正しようか。

 修正してアピールし直したら、もっと読んでもらえるんじゃないのか。


 それに、自主企画なども興して他者さまの作品を多く読んだから、もっと一話あたりの分量を減らせばよかったとか、改行を多く取り入れたらよかったとか、その他諸々云々かんぬん。


 一時間くらい前までは本当に色々と考えていました。



 でもそう考えるのは金輪際やめにします。


 今は自分を褒めたい。


 完結おめでとう。よく最後まで投稿しきった。

 一人も見てくれていない日もあるなか、御託を並べるなりしてやめることがなかったのは偉いぞ。



 私は本当にひどく逃げたがりで、言い訳をつけては諦めがちで、とにかく「自分のフィールド」でしか戦いたがらない小心者なのだ(頼む、リア友。このページは読んでくれるなよ……!)。


 最初はやる気に満ち溢れていても、イメージ像からかけ離れた時点でやめる。


 書道も、水泳も、英会話も、キーボードも、イラストも、勉強も、バスケも、ネイリストになることも、ギターも、ベースも、プログラミングも、トルコ語レッスンも、前職も、ボルダリングも、苦手な人たちのことも、アウェイ感を抱いた仲間たちのことも、


 全部理由をつけて、自分から遠ざけてきた。



 私は怖かったんです。

 自分が取り柄のない人間だってはっきり分かる前に、決着がつく前に、なんとかして逃げたかったんです。


 正直、小説も「どうせ続かない」と心の中では思っていました。

 それがまあ一作は形になると、今度はこれを応募した直後から、「受賞するわけなんてないのに、馬鹿げたことをしたなぁ」とまで思いました。

 いや実際受賞はしないんだろうけどもw


 本作を完結させたまではいいものの、秒でスランプに陥って次作を全然書けなくて(実際今もほとんど書けていないです。本作完結前に次作を始めたい理由があるのに)、現在進行形のネット投稿さえもやめようと思いました。


 ひっそり消してしまえば、みんなすぐ忘れるだろう。


 そうやって、いつも通り「やめて大丈夫な」理由を考えはじめました。


 それでも、蓋をあけてみると、

 カクヨムでも他サイトでもリアルでも、本作の登場人物名を覚えてくれる人がいました。

 連載開始初日から見に来てくれた人、ツイッターで拡散してくれた人の存在を思い出しました。



 やめたい


 やめたくない


 やめるべきじゃない


 一度は予約投稿のストックが切れ、マウスの電池も切れ、しかもそれが東京に出張していた日で、本気で焦ったこともありました。

 そのときがやめるタイミングだったんだと思います。


 でも、私は踏みとどまりました。



 上のことが脳裏をよぎったから…… 



 と言ったらかっこいいんでしょうが、そうではありません(笑)


 単純に、「今やめたらかっこ悪い」と思ったんです。



 んで現在に至る、と。


※ 文字数がかさばると著しく文章力が低下する病なのでお許しください



 人間、やりゃできるもんだねー! どんな人間でもさぁ。


 そんで「やりきる」ことって、こんなに嬉しいんだなぁって今思ってる。



 リアル・非リアル問わず、支えてくれた人たちに感謝しかないってこういうタイミングで使うんか。

 納得だわ。



 ほんとみんなありがとね!


 そんで、もし時間が許すなら

 ぜひ今連載……しているであろう次作もよろしくねー!



 もし万一連載してなかったら



 誰か私をこの世界へ引き戻してくれー(笑)





 「私の願いは、   - 完 -


  穂刈 らいす 著


  2021年6月 しろめし出版

  



  Special Special Thanks!! (敬称略)

   Take A Seat

   女子会メンツ

   彩珠



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※ ネタバレを含む本作語りは以下でやってます

  http://blog.livedoor.jp/hokari_rice/

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「私の願いは、 穂刈らいす @WhiteRice_AOME

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