幼馴染が恋をした。

第5話 幼馴染の想い人と俺

始業式の翌日、授業は無く、自己紹介や掃除など簡単なことから始まった。

掃除の途中、川島が話しかけて来た。

「なあ富田。今日って何も用事無い？」

たしか何も無かったはずと思いながら返事をする。

「確か何も無いはず。なんかあった？」

「今日、午後暇やしどっか行かへん？」

「じゃあどこ行く？」

川島は少し考えて

「鉄博でも行く？」

少し考えて俺は言った。

「分かった。行こか」

と俺と川島が好きな鉄道博物館へ行くことになった。

数時間後、俺たちは鉄道博物館にいた。

鉄博には沢山の車両が並んでいる。それも鉄道ができた頃のものからつい最近まで走っていたものまで。一通り見て俺たちは鉄道博物館を後にした。

「今日は楽しかったなぁ」

俺がそう言うと川島も

「僕も楽しかったで。」

と言ってくれた。

「またどっか行こな。」

そう言って俺たちはそれぞれ帰路についた。