語り部である「ぼく」には、同棲している女性がいる。通称マスクさん。その名の通りマスクをアイデンティティとする彼女がいったい何者なのか。そのバックボーンも特に語られないままにつづられる、ゆるやかな日常の小噺。TwitterやPixivなどで散見される日常系四コマをそのまま文章化させたような、小説としては独特な雰囲気を持つ作品です。
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