ボヤッキーのお仕置きタイム!
ぺんぺん草のすけ
第1話 お仕置きだべぇ~♪
『KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~』が開催された。
なになに、お題発表から一週間で、読者の獲得数が多い上位1~5作品が読者賞で、お題発表から一週間で、最も多くの★数を獲得した上位1~5作品がレビュー賞だって。
むりじゃん!
絶対無理じゃん!
俺なんか、参加したところで、可能性0ですわ!
え! この入り方、どこかで見た?
それは気のせいでしょう!
だって、「審査の関係上、次のエピソードにつながっていても続きは審査対象にしません」なので、前回のお話しとは全く関係ございません!
『KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~』も、今回を入れて後2回を残すのみとなった。
途中、中だるみをしながらも、よくぞここまで頑張りぬいた。
うん! 頑張った自分をほめてあげたい。
だから、ソロソロ、ご褒美ちょうだい!
『KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~』を当初、俺は、自分が書いた作品など読まれることもないだろうと、半ばあきらめソロプレーで頑張りとおすつもりだった。
しかし、ココはカクヨム。
心優しい読者の方や、作者の方がコメントを残してくれる。
ソロの孤独な心がくじけそうなとき、どれだけこのコメントによって救われたことだろう。
やはり、誰かとつながっているということは、それだけでも安らぎなのかもしれない。
実際の社会でも、人とのつながりはいろいろある。
会社での上下関係や客関係。
コミュニティでの仲間関係など、様々だ。
だが、やはり、一番、自分に最も寄り添ってくれるのは、家族や夫婦ではないだろうか。
俺が、落ち込んでいる時に、そっと妻が抱きしめてくれる。
大丈夫だよ。
一人じゃないよ。
声に出さなくても、それが伝わってくる。
背中越しに回された手を握りしめ、小さくありがとうとつぶやく。
そんなささやかな幸せが、日々の頑張りを支えてくれる。
そういや、最近、ご無沙汰だな……
俺は一体何を考えているのか?
そう、今日はなんと初デートの日! 妻はこの日の事を覚えているだろうか……
俺は、夜遅い駅のホームに立ち、帰りを待つ妻に電話をかけた。
「そろそろ、帰るから……」
「ちょっとだけしか待たないからね!」
うん、なんかご機嫌ななめだ。
リワードでさえ、その有効期限は1年は待ってくれるのだ。
ほんの1時間ほど、待つということができないものか……
やはり、何事も期限がない方が安心するものだ。
「帰ったよ!」
「もう、遅いんだから!」
「ごめん! ごめん! いろいろとあってね」
と、玄関さきで俺は妻に花束を押し付けた。
「これは何?」
「初デートの記念日!」
「ありがとう! 覚えてくれたんだぁ」
俺は、照れながらネクタイを外し、リビングに入る。
なんか、食卓に精がつくモノが並べらているような。
気のせいかな?
もしかして、これはウなぎではなくて、雷魚?
なわけないよねぇ~
食事中、妻はなんだかうれしそう。
早速、ガラスの花瓶に生けた花束を、テーブルに飾っている。
食べ終えた俺は、ソファーに横になりテレビをつけた。
「お仕置きだべぇ~♪」
あれ? なんだか聞き覚えのある声が?
ドク●ベーより怖いお仕置きタイムの始まり! 始まり!
ボクちん……ソ○ロ○なんです……早くてごめんね! ごめんね! ごめんねぇ~♪
いや、これぐらいなら性描写タグ、いらないよね……
ボヤッキーのお仕置きタイム! ぺんぺん草のすけ @penpenkusanosuke
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