第六話

洸祐さんと結婚しいろいろあってから、一年が過ぎた今日、今日は体調があまり優れなくて、午後をもらい、病院に行って来たら、妊娠三ヵ月だということが分かった。

ちなみに、洸祐さんにはまだ伝えていないが、子供が好きなことも知っているので、サプライズで洸祐さんの帰りを待っている状態だ。時刻は19時、ガチャっという音で洸祐さんが帰ってきたのが分かった。

洸祐「ただいま。大丈夫か。」

汐里「おかえりなさい。早く手を洗ってきて。」

洸祐「わかった。」

洗面所に向かっていった、洸祐の背中を見送り、キッチンに入る。

洸祐の夕飯を用意していると

洸祐「汐里、休んでていいよ。俺やるから。」

汐里「大丈夫、それより食べる前に聞いてほしいことがあるの。」

洸祐「手伝うよ。これ、持っていけばいい。」

汐里「ありがとう。」

料理を並べ、席に着く。

汐里「お酒はどうする。」

洸祐「話が早く聞きたいから、いらない。」

汐里「わかった。実は…」

洸祐「実は?」

汐里「三ヵ月だそうです。」

洸祐「三ヵ月?」

お腹を触って教えると、ビックリしたのか、うつむいている。

(あれ思っていた反応と違うな)

洸祐「ありがとう…」

汐里「こちらこそありがとう。」

洸祐「ここに俺らの赤ちゃんいるんだよね。」

汐里「うん。しかも双子だって。」

洸祐「双子…本当か」

汐里「うん。とっても大変だと思う、二人で頑張って育てようね。」

洸祐「ありがとう。」

汐里「まだ叔母さま、佳代ちゃんたちにも行ってないから、ご飯食べたら、報告テレビ電話しようね。」

洸祐「うん。そうしよう。」

汐里「ほら、早く食べないと冷めちゃうよ。」

洸祐「頂きます。」

汐里「洸祐さん、仕事ですが、安定期に入ったら会社に伝えようと思うんだけど…」

洸祐「そのほうがいいと思う。」

汐里「仕事のことは、復帰出来たらしたい。」

洸祐「俺も育休とるようにしようかな。」

汐里「そうしてもらえたら、すごく助かる。」

洸祐「とりあえず、報告しようか。」

汐里「うん。」

両家に報告をし、二人で抱き合いながら眠った。


それから月日が経ち、汐里は産休、育休を取り、無事に、双子の男の子を出産、名前は洸聖(こうせい)、洸大(こうだい)と名付けられた。

洸祐は育休は2週間しか取れなかったが、テレワークを導入していることもあり、それをうまく使っていくこととなった。

汐里は二人の子供に毎日奮闘しているが、洸祐と両家の協力もあるのでとても助かっている。

それから、さらに二年がたち

汐里「洸聖、洸大、ほらパパにいってらっしゃいして。」

洸聖「いってらっしゃー」

洸大「いってらーしゃー」

洸祐「おう、行ってきます。」

汐里「洸祐さん、行ってらっしゃい。」

洸祐「汐里、なるべく早く帰るから。」

汐里「はい。」

これからもこの幸せが続くことを願って END

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冷徹鬼上司とお見合いしたら溺愛されました おかか @tousyun313

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