概要
京が危うい! 絶体絶命のこの状況で、何とか時間を稼ぐのだ!
元亀元年(西暦1570年)9月、畿内へ再び侵攻してきた三好三人衆勢を叩く為に出陣した信長だったが、それまで中立を保っていた石山本願寺が突如として反織田の旗幟を鮮明にした事で、状況は大きく一変する。
石山本願寺の決起により信長率いる織田勢の主力は摂津方面に釘付け。その動きに呼応して、越前の朝倉勢が北近江の浅井勢と合力して琵琶湖西岸を南進してきた。その数、およそ三万!
今、京はがら空き。もしも朝倉・浅井勢が京を手に入れれば、実力者である信長の立場も危うくなる。
「させるかよ……行くならオレを倒してから行け!」
朝倉・浅井の動きを警戒した信長が、万一の時に備えて頼りになる男を琵琶湖南岸の宇佐山城に託していた。
その男の名は、自慢の十文字槍で数多の武功を挙げてきたことから、“攻めの三左”と
石山本願寺の決起により信長率いる織田勢の主力は摂津方面に釘付け。その動きに呼応して、越前の朝倉勢が北近江の浅井勢と合力して琵琶湖西岸を南進してきた。その数、およそ三万!
今、京はがら空き。もしも朝倉・浅井勢が京を手に入れれば、実力者である信長の立場も危うくなる。
「させるかよ……行くならオレを倒してから行け!」
朝倉・浅井の動きを警戒した信長が、万一の時に備えて頼りになる男を琵琶湖南岸の宇佐山城に託していた。
その男の名は、自慢の十文字槍で数多の武功を挙げてきたことから、“攻めの三左”と
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