第60話 エピローグ

「ここは・・・俺の部屋か・・・」

仁はベットから立ち上がるとスマホを見る

「ちゃんと電波は入るな・・・」

仁は呟くと窓を開けて外を見る

「帰ってきた!!」

仁が笑顔で呟くと、町中を散歩して、コンビニに寄ってから、家に帰りご飯を作り食べてから、寝ることにする


翌朝、普通に仕事に通勤をする日常に戻っていく、そして、巻き込まれた場所を通りかかると前から制服姿の女性が歩いてくる

「え!!!」

女性と目が合うと、女性は驚いて持っていたスマホを落とす

「美咲久しぶりだな」

仁が言う

「え!!何で!!何で!!!何故!!」

菅原美咲が驚いて挙動不審になる

「美咲が召還された時に、俺は巻き込まれて召還されただけだから、神殿に行って帰ってこれただけだ!!」

仁が笑顔で言うと美咲は驚いている

「嘘・・・そんなの有り!!!」

「そうだ約束は守ってもらうぞ!!」

仁が笑いながら言う

「え!!はぁーーーーーーー!!」

菅原美咲が大声をあげる

「俺の部屋で話そうか?これは命令だ!!」

仁が笑顔で言う

「え!行くわけ無いでしょ!!・・・痛い!!頭が痛い!!」

菅原美咲が頭を抱えながら言う

「命令には逆らえない様だね」

「え!!何で!!どうして!!」

「女神様に確認したら有効と言っていたからね」

仁が微笑みながら言う

「えええ!!!そんな!!そんな事有り!!嘘よ!!」

「嘘なら頭が痛くなる訳、無いだろ!」

仁が微笑みながら言う

「そんな・・・仕方ないけど!バカ女神!!」

美咲が叫ぶと、仁の部屋で今後について話し合うことにする


菅原仁と美咲は、帰り道レストランで食事をした後、仁の部屋に行く

「ジン・・・考えたけど、こうなったら!一生一緒に居るから!責任取ってね!!」

美咲が考えてから言う

「仕方ないな、一緒に楽しく暮らそうね」

ジンが笑顔で言う

「どうして、あの世界で、あんなに強くなれたの?」

「片っ端から魔物を倒しまくっただけだ!何万匹倒したか覚えてないがな」

仁が笑いながら言うと、どのぐらい強くなっていたかステータスを説明する

「信じられない!!私の100倍強かったの!!魔王が弱いの当たり前でしょ!!戦闘バカ!!」

美咲は苦笑いしながら言うと、2人で色々話しながらお互いの事を知っていく


クレアとサーラは、ジンが光に包まれ消えると、空間を見ている

「従者よ、あなた達にも褒美を与えます。精霊ドリー、ウルは、クレアと契約を結ばせます。」

女神が微笑みながら言う

「クレア様、よろしくお願いします」

ウルが真剣に言う

「クレア、導きます! まずは魔力沢山頂戴!!」

ドリーが笑顔で言う

「ドリー!! 許しません!! クレア様を守ります」

ウルがドリーを怒鳴り、クレアを見る

「ウルよろしくね」

クレアが笑いながら言う

「うっ!! クレアーーー!」

ドリーが慌ててクレアに抱きつく


クレアとサーラが、神殿を出て、迷宮を出口に歩いていく

「サーラ!クレア!!勇者美咲とジンは?」

ベクトルがサーラとクレアを見て叫ぶ

「魔王を倒して、女神様に会い、美咲とジン様は、異世界に帰っていきました。」

サーラが真剣に言うと、出来事を説明する

「ジン・・・やはりもう一人の勇者か・・・強いはずだ!! 伝承として、語り継ぐ事にする」

ベクトルが真剣に言う

「魔王を雑魚扱いした、伝説の勇者ジン様」

クレアが笑いながら言う

「わかった! しかし、扉が・・・引き扉だったとは・・・気が付かなかった」

ベクトルが苦笑いすると、笑い出す


ベクトルは、王都に戻り、王城に報告に向かおうとする

「じゃあ私達はここで! 」

サーラが笑顔で言う

「はぁ? 何故だ!!」

「有名になるの面倒なので!!」

サーラが笑顔で言う

「そうか・・・ジンの影響か?・・・次に会ったら、その時、褒美を渡す・・・」

ベクトルが真剣に言う

「ベクトル! ここで別れたら、後でなんて、言われるか解らないぞ」

ルシオが怒鳴る

「仕方ないさ! ジンの弟子を縛れない! 偉大なる真の勇者の従者なのだから!!」

ベクトルが真剣に言う

「俺は認めない!! いつか必ず勝つからな!! クレア!! 俺が最強になって、もう一度一騎討ちだ!!」

ルシオが真剣に言う

「手加減はしません」

クレアが笑顔で言うと、宿屋に歩いていく



偉大なる真の勇者・・・偉大なる賢者と偉大なる聖女従え、魔王倒す・・・世界を救い、賢者と聖女は、どこかに旅立ち姿を消す・・・数年後、大いなる災厄見舞われる時、どこからか2人の女性が現れ、物凄い魔法で世界を救う・・・そののち、数千年の伝承として語り継がれる。


伝説の賢者クレアと聖女サーラ



2年後、仁と美咲は教会で結婚式をあげる

「ジンは宝くじに何で沢山当たるの?」

ウエディングドレス姿の美咲が笑顔で言う

「美咲を幸せにする為の、女神様からのプレゼントかな?」

「女神様!ありがとう!!」

「凄い幸運をありがとう!女神様!!」

2人が笑顔で言うと、周囲が光に包まれる


「えーーーー!!!」

光に包まれていると、女神様が現れる

「大変です!2人の力を貸してください!!世界に、魔王が現れました!偉大なる勇者よ!!」

「嫌だ!!面倒はごめんだ!!」

ジンが大声で言うと美咲が笑始める

「え!もう召還したので帰れません!世界を救ってくださいね!偉大なる勇者よ!!」

「勝手に召還するな!!!解ったか女神様!!」

ジンが笑いながら言うと、美咲が爆笑している。光に包まれながら、色々な光輝く世界が見える、空間を飛ばされ始める

「ジン!!離れないからね!」

美咲が笑いながら言う

「面倒と痛いのは、ごめんだから、まずは防御力をあげるぞ!! 泣き言は許さない!!」

「もう!! ジン!! 戦闘バカ!!」

美咲が抱き付きながら言う

「折角の新婚生活が、異世界か・・・」

ジンが笑いながら言う

「幸せにしなさいよね! どんな世界かな?」

「へんな世界に召喚したら、女神に怒るけどね」

ジンが笑いながら言うと、美咲が爆笑していると、周囲の風景が代わり、草原に降り立つ



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え?なんで自分まで異世界に転移したの ? 桂崇 @taka0421

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