一人はみんなの為に、みんなは一人の為に

私は昔から「作品と読者には相性がある」と言ってきました。
万人向けというタグは、単に夢多き物書きの気高き理想に過ぎず…実際には誰が読んでも面白い作品など存在しえないのです。価値観は人によって、性別によって、年齢によって異なり、だからこそ千差万別の物語がこの世には存在しうるのですから。

ただし、その逆ならば簡単です。
たった一人の読者に喜んでもらう為なら、それもその人が付き合いの長い趣味嗜好を知り尽くした相手であれば、その人が面白いと感じる作品を書くのは難しくありません。相手を想い、寄り添って同じ目線を持てばよいのですから。

そんなことして何になる? 沢山の人から評価されなければ作品は無意味?
さて何になるのでしょうね? 知りたければ是非ご一読ください。

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