決意表明と友人募集

武海 進

決意表明と友人募集

 先日私は学生時代からの親友にある決意表明をしました。自分の小説を書籍化して小説家になると。


 さて、ここからは少し自分語りをさせて頂きますのでお付き合い下さい。


 小さい頃から、嫌な事からは逃げ続ける人生を送ってきました。そして好きなはずの事にも本気になりきれず、何かを極めることもなければ、成し遂げるこたもありません。


 そういう訳で正直なところ、今回小説家になると決意したのも今やっている仕事が嫌になったからという部分もあります。


 コロナ渦での接客業というのはなかなかに心に来るものがありまして、さらには田舎の一族経営特有の問題も多々あり毎日辞表を出したくなる日々です。


 かといって、誇れる学歴も無いし資格もあまり持っていないのでこの不景気にいきなり転職、という訳にも行きません。


 それでも毎日毎日行きたくない仕事場に行って家に帰るだけの日々を送るのはもうごめんだと思い、何か仕事を続けながら出来ることはないかと考えて、以前から趣味で書いていた小説に目をつけました。


 もちろん自分には才能があるとか自惚れている訳ではありません。


 でもこれならば仕事から帰った後でもできるし、心からやりたいと思えることでした。


 しかし、前述した通りの性格の私です。いつも通りにやればすぐに投げ出すのは目に見えていました。


 そこで、対策として二つの手を考えました。一つは期限を設定するというものです。設定した期間は2年。


 二つ目は一番信頼している友人に打ち明けるという者です。要は引くに引けない状況を作りたかったのです。その友人は、以前から趣味で書いていることを知っており、読んでくれたこともあります。いわば、私の実力を知っている読者でもある存在です。


 遠くに住んでいる友人なので、SNSを通じて打ち明けました。信頼しているとはいえ、笑われるかもとか少し後ろ向きなことを考えました。


 意を決して自分が決意したことを打ち明けると、親友は笑うどころか応援すると言ってくれました。その後も明るい話ばかりしてくれて励ましてくれました。おかげで僕の不安や焦りでいっぱいだった胸がスッと軽くなる気がしました。


 親友に打ち明けて一つ気付いたことがありました。今まで何かをやろうとしていつも途中で投げ出した原因の一つにすぐにネガティブなことばかり考えるというものがあります。


 自分には無理だ、どんなに頑張っても自分よりも上の人はいくらでもいるのだからやるだけ無駄だとかそんなことばかり考えてしまい、もういいやと投げ出すのです。


 でも、今回親友に励まされたおかげでやる気が持続するようになり、こうやってイベントにも参加したりもしています。


 友人が少ないので今まで気づきませんでしたが、友人に背中を押してもらえるのはとても勇気づけられることだと今回思い知りました。


 長々と駄文にお付き合いい頂きありがとうございました。結局何が言いたかったかと言いますと、夢を追うときは一人で考え込むのでは無く、沢山相談が出来る友人がいたほうが良いと気付いたということです。


 もし、これを読んでこんなダメ人間の私でも交流して頂ける方がおられましたら、どうかよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

決意表明と友人募集 武海 進 @shin_takeumi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ