作者インタビュー・風船と動物の物語を語り続ける訳

アほリ

作者インタビュー・風船と動物の物語を語り続ける訳

 ※某カクヨム担当と自称小説作家アほリ氏とのオンラインインタビューから。


---まず直接言いますが、何でカクヨムで風船と動物との交流をテーマにした物語を書き続けているんですか?


アほリ(敬称略)「風船と動物が好きだからです。」


---それは数々の貴方の作品を読んで解ってます。何で風船と動物に拘ってるのですか?


アほリ「それは、幼児体験からですね。子供の頃から風船が好きでして。

 よく物心ついた頃から、ゴム風船とか貰ったり買ったりしては、膨らましたり飛ばしたりして遊んでました。

 風船があると、心が和んで癒されて晴れやかになるんです。

 そのうち、風船フェチに目覚めましてね(笑)

 自分にとっては風船は夢と希望と平和の象徴ですよ。」


---風船に拘るのは解りました。で、何で動物物語なんですか?


アほリ「動物物語に拘るのは、学校や図書館でよくシートン動物記や椋鳩十や戸川幸夫の動物物語の本をよく借りて読んでましたからね。

 その頃、『生き物ばんざい』や『わくわく動物ランド』とか動物番組を食い入るように観てましたから。その影響があります。

 しかし、今は動物文学よりミステリーや恋愛や転生ファンタジーばかり流行してるでしょ?そこで、斜陽化してると思う動物物語をぶつけてみたかってのです。」


---動物物語を書くなら、何で風船を絡む内容を書くんですか?


アほリ「動物物語に風船を絡ませるのは、それは前も言ったように自分の風船フェチ魂ですね(笑)

 そんな自慰的なものもありますが、まず1つに今、鳥獣と人間との軋轢とかありますでしょ?

 自然開発、環境破壊、有害鳥獣駆除、犬猫虐待。人間のエゴに命を翻弄される生き物達を労る心の気持ちと、自由と希望と平和の象徴である風船で命のエールを!!という心情からです。

 客観的には、それは独り善がりかも知れませんが。」


---本当に貴方の作品には独り善がりな作品が多いのは解りますね。


アほリ「何ですか?」


---いや、何でもありません。本題に戻ります。貴方は風船を絡まない動物物語を書かないのですか?


アほリ「風船を絡まない動物物語も書く事もありますよ。

 カクヨム以外で・・・エブリ・・・ゲホン!ゲホン!失礼しました。」


---いいんですよ。カクヨム以外でも他の小説サイトでも書いてる作者さんも居るんですし。例えば某『小●になろ●』とか。


アほリ「そんな事言っていいんですか?」


---それは置いといて、本題に入りましょう。

 貴方は他の作者の作品は読まないんですか?


アほリ「読みます。たまに。カクヨムにも動物物語を書く作者居ますよね?

 犬猫の物語とか、キツネ等が活躍する妖怪ものとか。

 参考にして貰ってます。」


---まさか、パクって無いでしょうね?


アほリ「ぎく。というのは冗談で。技法とか参考してるのは参考にしてますが。」 


---それにしては、1作品は1PVに満たない作品だらけですね?


アほリ「余計なお世話ですわ(笑) 観覧数が1PVでも読んでくれて、共感する読者が居ればそれでいいんです。

 まるでそれは、路上ライブしてて1人でも聞きに来る人が居れば、その人の為に演奏するのと同じ気持ちだよ。」


---うわー!自分に酔ってますねぇ!


アほリ「嫌みですか?インタビュー切り上げますよ!(激怒)」


---冗談です冗談です!それでは、作品に拘りとかあるんですか?


アほリ「拘りですか?ありますよ。それは、キャラクターに『影』の部分があるってことです。」


--ー『影』とは?


アほリ「例えば、『ハクチョウと翼ある風船達の物語』の主人公のメグというハクチョウ。

 このハクチョウは、かつて渡りをしてる時に風船の紐が絡まって墜落事故を起こしてから翔べなくなったとか、

 『風船が好きな大イノシシの涙』のイノシシのブッピは、開発によって壊されていく棲みかの山への悲しみと怒りがあったり、

 『キタキツネと黄色い風船』のキタキツネのチャンタや『恋するタヌキと風船と』の雄タヌキのポクは、目の前に家族を人間に殺されたり、

 『ポチとカイザー~猟犬と野犬の風船~』の猟犬のポチは、かつて前のパートナーのハンターに虐待を受けていたとか、

 『新しい羆王と形見の風船』の二代目ボマイがハンターに殺された初代ボマイを越える試練を強られたり、

 『野良猫アルの伝説~猫情ゴム風船』の主人公の野良猫アルには、捨て子猫時代の壮絶な過去があったり、

 『鹿の角の風船』の主人公のニホンジカのジーンは、自らの落ち度のせいで母鹿を交通事故で亡くしたトラウマを引き摺ったり、

 『鹿の角の風船~エゾシカ編』の主人公の雄エゾシカのニームは、ハンターに次々駆除された仲間達を護り切れずに精神が病んでたり、

 『鹿の角の風船~キョン編』の主人公の雄キョンのカイムが外来種としての自らの存在に悩んだり・・・」


---KAC企画の規定字数埋め御苦労様。


アほリ「そんなつもりで、並べたんじゃありません!!(キッパリ)」


---してるでしょ?貴方は擬音をしつこく繰り返したりして、規定字数稼いでるじゃん。


アほリ「ぎく。」


---図星でしょ。


アほリ「要するに、主要キャラの人間に虐げられたという『影』と風船の『割れられて捨てられる』という『影』の融合が、

 『全ての命の悲しみへの癒しに風船を』という概念の具現化ですね。

 命への慈しみみたいなものです。」


---よく言い逃れしましたね。


アほリ「また余計な事言いましたね?」


---何でもないです。


アほリ「自分の風船と動物の物語の原点的キャラは、風船割りカラスのジョイです。

 昔から、カラスが嘴で風船を割るとかシチュエーションあるでしょ?

 カラスという鳥とゴム風船って相性あると思っているんです。

 風船というフワフワしたのと、カラスの嘴と爪という鋭角。風船と針。

 そこで、風船が大好きなカラスという物語を学生時から妄想してやっと形に出来たのは、『鳥と風船ものがたり』。

 約15年前のケータイ小説ブーム時に乗っかった形で、某ケータイ小説サービス。『魔法のiらんど』で発表したんです。

 これが最初のWeb小説初作。

 カクヨムに転作した『鳥と風船ものがたり』は、加筆訂正した完全版です。

 そして、風船割りカラスのジョイの物語を更にパンパンに膨張させたのが、

 『風船割りカラスジョイの伝記』です。

 風船割りカラスのジョイは、風船と動物の物語の象徴的キャラであり、大切なキャラです。

 謂わば、殿堂入りキャラです。」


---自作キャラ自慢してるんですか?


アほリ「その他、自分は小説を書いてきて、その分動物キャラクターを次々と産み出して来ました。

 風船と関わって戯れて愛して物語を紡いだ動物キャラクター達は、自分の『仲間』であると共に、

 この自分の作品に触れて読んでくれた読者は、読んだ時から読者の『仲間』にもなったと。

 読者の『仲間』になるなら、読者に共感出来るようなキャラの方がセオリーであり、今さっき言ったようは『影』のあるキャラにするのが、一つの手段と汲んでるのです。

 そうしないと、自分の『仲間』のみになってしまい独り善がりな作品になってしまいがちになると思うんです。」


ーーー『私と読者と仲間たち』。このKAC2021の今回のお題に合わせましたね?


アほリ「これ、インタビューですよね?ずーっとツッコんでませんか?」


ーーー困るんですよね!!1PV行くか行かないかの駄作ばかり書くとか。サーバー容量は無限にある訳じゃありませんから!!

 風船と動物とか止めて、ここは剣と魔法の異世界に主人公が転生して「俺強い!!」みたいな作品書きませんか?


アほリ「何か喧嘩売ってるんですか?ああいうのは、『慎重勇者』だけでいいじゃないですか?!

 自分に売れ線書けって言うんですか?!

 何か自分の作品に文句でもあるんですか?!

 風船と動物に拘って何が悪いんじゃ!!!!!」


 ※その後、某カクヨム担当と自称小説作家アほリ氏が険悪ムードになり、オンラインインタビューは強制終了しました。




 


 ~作者インタビュー・風船と動物の物語を語り続ける訳~


 ~fin~

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