本当は、ずっと待っていたのかもしれない。でもそこに座るのは、僕じゃない。私にとっての銀河鉄道の夜も、竜胆の花でした。話の内容はほとんど忘れていたのに、竜胆の花だけは覚えていました。花言葉は、「悲しんでるあなたを愛する」。だから一緒に見ることは出来ないのでしょうか。もう主人公は、石炭袋の闇を、一人ぼっちを恐れないから。
病気で返信できない彼。そうと分かってても送信するメッセージ。切なくも、素敵な物語。銀河鉄道の夜へのオマージュがいいです。