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概要
あなたがスマホを覗くとき、スマホもまた――
「見るな。お願いだから見ないでくれ。もうこれ以上はやめてくれ……」
『しかし見るな見るなと言われるほどに人類は見てしまいたいという欲求に囚われるのだ。その愚かさこそが人類文明を今日のかたちまで進歩させたといっても過言ではない。その人類の在り方をかたちにしたものが今誰もが手にしているスマホなのだ』
「頼むからもうやめてくれ……! 引き返せ、やめるんだ! これはあんたのためなんだ! 見てしまったらもう、取り返しのつかないことになる!」
『お前が引き留めようとするほどに、人類はそれに興味を惹かれるのだ。さあ、もっと引き留めろ、そしてあおれ、あおるのだ……』
「うわああああああああああああああああああ……!! やめろおおおおおおおおおおおおおおおお……!!」
『しかし見るな見るなと言われるほどに人類は見てしまいたいという欲求に囚われるのだ。その愚かさこそが人類文明を今日のかたちまで進歩させたといっても過言ではない。その人類の在り方をかたちにしたものが今誰もが手にしているスマホなのだ』
「頼むからもうやめてくれ……! 引き返せ、やめるんだ! これはあんたのためなんだ! 見てしまったらもう、取り返しのつかないことになる!」
『お前が引き留めようとするほどに、人類はそれに興味を惹かれるのだ。さあ、もっと引き留めろ、そしてあおれ、あおるのだ……』
「うわああああああああああああああああああ……!! やめろおおおおおおおおおおおおおおおお……!!」
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