第44話 時間が過ぎていった
俺は、あの後めちゃくちゃ疲れたのですぐにログアウトした。
黙ったままログアウトしちゃったけど、大丈夫だっただろうか?
まぁ、ログインをしてから考えよう。
ログインすると、俺はベッドの上にいた。
うん、普通だな。
そして、身体を起こすとビジュがいたのだ。
「あ!ケンジ様!大丈夫ですか?急に倒れられたので…!」
「あぁ…ごめんな、ビジュ。心配させてしまって」
そうか、NPCから見たらログアウトをすると、気を失って倒れたように見えるのか。
それは、驚かせてしまったな。
「それでは、カインさんが呼んでいましたよ!」
「カインが…?わかった、行ってみるよ」
俺は、カインが来て欲しいと言っていたという喫茶店に入った。
すると、すでにカインはいたようだ。
「やぁ、ケンジ!待ってたよ」
「すまない、来るのが遅くなってしまって」
「大丈夫だよ。僕も、さっき来たところだしね」
「それならよかった。それで、用って?」
「まぁ、簡単な話、7日目にケンジが本気で戦って欲しいんだ」
「ん?それは別にいいけど、何でだ?」
「それがね…あまりにも強すぎて、初心者の子達が俺たちもっと戦わせろって言ってきてね…。あんまりにも身勝手だから、やめろとは言ったけど収まらなくてね…」
「まぁ…後衛でもしておけばいいか?」
「そうだね…ごめんね。たった、昨日のことだけだったんだけど、多分一人で倒しちゃったから…さ」
「了解だ。じゃあ、後衛でもしておくよ」
俺とカインは別れた。
しかし、プレイヤーの人たちの一部ではそんなことを思っている人がいるのか。
それなら、任せてみるしかないな。
ということで、何もせず後衛でもポーションを作る日々が続きました。
というか、すでにNPCのクエストにもやろうとも思えず…。
これ、違うゲームでもあったなぁ。
イベントの途中でイベントが飽きるやつが…。
ということで、最終日になりました。
戦闘職をしたくてVRMMOを始めましたが、意図せずユニークテイマーという職業になったので全力でスローライフを目指します 地球 @tikyuu
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