はじめまして。
知っててやらないのと、知らないでできないのは大きな隔たりがありますよね。
歴史関連は好きなのですが体系だった勉強はしてません。
特に著者判別をしないで乱読したので、そういう意見もあるのだなという印象で、知っていることが知識であるか怪しいところです。
他にも小説で見知ったこともあるので、きっと正しくない事もボロボロ出てきそうで怖い^_^;
何より義経→モンゴルとか光秀=天海とか浪漫を楽しむ小説があって、検証による学術的事実を論じた書籍もあって。
明確な線引きを認識している事が大事なんですね。
作者からの返信
はじめまして。コメントありがとうございます。
大抵の場合、歴史に興味を持つ入り口は小説、あるいはドラマなどの創作だと思うので、それ自体は悪くないと思いますが、それらの印象に引きずられてしまう事は多いかも知れませんね。
ポイントとしてはやはり本稿で取り上げた様に在野の研究家ではなく、大学教授のような専門家の知見のみを参考にする事でしょうか。
ですが、専門性が高い専門家の論文を読むのは困難なので、まずは本エッセイで取り上げている様な論文を参考にすると理解の助けになるかも知れません。
後程取り上げています「初学者が先ず参考にすべき論文・井上光貞『帝紀からみた葛城氏』」は古い論文を対象にしていますが、基本的な調べ方・考え方は今でも参考になるかと思います。
「通説を知らないと通説に対する反論や反証もできない」というのは古代史に限らず世の真理ですね。
「分野を問わず、単純でわかりやすく断言の多いものほど疑ってかかった方が良い」という基本を教えてくださったのは義江彰夫先生だったような。(学生の頃、学部も違うのに研究室に入り浸っていました)
たまに「日本史の集大成」と言わんばかりの宣伝のされ方をして皆さん持ち上げまくっているけれども、出版コードを見てみるとジャンルが「一般文芸」となっているものもあるので要注意ですね。
もっとも、創作をする際は「トンでも」とわかったうえであえて取り入れることもありますが。
作者からの返信
>「通説を知らないと通説に対する反論や反証もできない」というのは古代史に限らず世の真理ですね。
仰るとおり、例えば近年のコロナ騒動などでも専門家かどうかよく分からん人が書いたSNSの内容を良い歳の大人が真に受けたりするのか? と言った感じですよね。
なんと義江彰夫先生に師事された事があるのですか。羨ましいです。
歴史学なら井上光貞先生、民俗学なら谷川健一先生に教わりたかった……という願望も今となっては叶いませんが、せめて大学に入りなおしてキチンと歴史学学びなおしたいと、たまにそんな夢を見ます(苦笑
>もっとも、創作をする際は「トンでも」とわかったうえであえて取り入れることもありますが。
小説ではアリかと思います。私も昔個人サイトに書いたのは物部王朝説を取り入れ、呪術の類も登場するファンタジーですから(苦笑)
只、例えば手塚治虫の『火の鳥』みたいな影響力があると困ったものです。
手塚の影響を受けたっぽい荻野真の『孔雀王退魔聖伝』などは絶対作者が古事記読んだ事無いでしょ? というレベルの間違えをしていましたが……。
あと古代では無いですが、大河ドラマ『麒麟が来る』で明智光秀=天海説らしきものが登場したらしいですが、いやいやNHKがトンデモ取り上げてどうするんだ? と呆れましたが、大正時代には既にコケにされていた様な説を未だに信じている人が多いことに愕然とした事があります。
……
津田左右吉
小林行雄
柳田國男
位しか読んだことない><
トンデモ本ならたくさんある!
引用文献がないものは信用はしませんが。
情けないなぁと思う今日この頃。。。
作者からの返信
天のまにまに 様
コメントありがとうございます!
私も昔、トンデモ本に騙されて創作をして今から考えると恥ずかしかった事があるので、反省を踏まえて本稿を書いた面もあります。基本的スタンスとしては通説を踏まえた上で歴史学者の批判あるいは支持という形を取っています。
また、当エッセイでは有料・無料で閲覧できる基本文献のご紹介の他、最近はテキストのご紹介を重視していますので、何か一つでも参考になる事があればと思います。
☆及びレビューまで下さり、誠にありがとうございました!
ここで書かれている心構えは、自分なりに大切にします。
コメントを書くか躊躇ったのですが、自分に言い聞かせるつもりで書きました。
お目汚し失礼しました。
作者からの返信
山支路亜紀 様
コメントありがとうございます。
この様な偉そうな事を言っている私自身も歴史学科に通った訳でもない素人なので(社会学科卒)、全くの独学なので専門家でも無いのですが、記紀の研究に関しては十数年程行っており、一つでも参考になる事があればと思い、本稿を書きました。
いえいえ。お気づきの点などございましたら遠慮なさらずにコメントをして頂ければと思います。
また、俵藤太草子につきましても☆を下さり、誠にありがとうございました。
こんにちは!
参考になります!ありがとうございます😊
続けて読ませて頂きたいと思います!
それから、拙作にコメントありがとうございます…で、あの、ごめんなさい。
私、レビューの強要みたいになってしまって…ブクマのお礼のつもりが…
ほんとごめんなさい。お恥ずかしいです。
作者からの返信
麒麟屋郁丸さま
コメントありがとうございます!
私も専門家ではないのですが、何か一つでもお役に立てる情報があれば嬉しいです。
いえいえ、お気になさらないでください。
御作レビューにつきましてはコメント関係なしにもう少し読み進めた後に何れするつもりでしたので、お星さまの方が予定より少し早くついたぐらいに思って頂ければと思います(^^♪
作者のプロフィールって大事なんですね。
自分はこれまで、わかりやすさや読みやすさを重視していました。
作者からの返信
はじめまして。コメント及び☆様をありがとうございます!
確かに入口としては、わかりやすいものでも良いかと思います。
但し、専門家じゃない方が書いた本もかなり多いので、間違った知識を掴まされると中々思い込みから抜けられないという事にもなりかねません。人目を引くようなキャッチコピーの著書は特に注意が必要な様ですね。
古代史を学習する場合、現在入門者向けとして平均的な知識を得るなら(本エッセイでは取り扱っていませんが)瀧音能之氏の著書辺りが良いかなと思いますが、本エッセイでは専門的な論文を多数取り扱っていますので宜しければご覧ください。