応援コメント

騎馬民族説を否定するのは右翼のおじさん学者?」への応援コメント

  • はじめまして。

    自主企画に参加して頂き、ありがとうございます。

    ゆっくりですが、読ませてもらいますね。

    作者からの返信

     るしあんさま。
     
     はじめまして。

     こちらこそ企画に参加する機会を下さり、ありがとうございます。

     本エッセイでは多くの資料、学説を取り上げていますので本気で古代史を学習しようという方には参考になる部分もあるかと思います。

     もし、最初の方の内容が物足りなければ章題に難易度が設けてあるので、そちらを参考にして好きなエピソードからご覧頂ければと思います。

    編集済
  • 初めまして。
    「野生の編集」企画から参りました。
    「騎馬民族国家説」、小学生の頃に夢中で読んだ記憶があります。
    そして大学に入ってとっくに否定されていることを知り、がっかりした記憶も(笑)
    こういった極端でセンセーショナルで、少し浪漫を感じるような珍説は物語としては面白いので一般受けしやすいですよね。
    逆に言えば面白さや表面的な辻褄合わせだけを追い求めるとだまされることになるのだと痛感したものです。

    作者からの返信

     歌川ピロシキ 様
     初めまして。
     コメントありがとうございます!

     私は子供の頃は戦国マニアで、古代史には興味が無かったのですが手塚治の『火の鳥』でみた卑弥呼が天照を準えてていたり、神武が騎馬民族の首長という設定の話をみて何と無く信じてしまっていた事があります……。

     以前の職場でもおばちゃん社員が「天皇さんって海外からやって来たんでしょ?」とか、イギリス人上司も「何処の国も海外から侵略者がやってきて占領して国を作った」云々。いや、アンタの国が一部占領しているアイルランドの神話『侵略の書』とかそうかもしれないけど、日本じゃそんな記録ないし、そもそも佐原眞が30年も前に日本で去勢習慣が無かった事を証明して歴史学的に否定されているという話をしても分からないだろうなと思って聞き流した事があります。

    >こういった極端でセンセーショナルで、少し浪漫を感じるような珍説は物語としては面白いので一般受けしやすいですよね。

     そうなんですよね……聖徳太子が居なかった、あるいは蘇我馬子などに当てる説等はその最たるものですが、騎馬民族説の亡霊で応神が渡来人やら、日本書紀で都合の悪い事実は藤原不比等が全て隠しているだの、ブッ〇オフに並んでいる本はそんなのばっかりでしたね。
     偉人や有名人を貶める事にカタルシスを感じる人はどの時代にも居るのでしょうし、自分がそうではないとも言い切れませんが、それを厚顔にも飯のネタにするのは週刊誌の類と変わらないのかなと思ったりしています。

    >逆に言えば面白さや表面的な辻褄合わせだけを追い求めるとだまされることになるのだと痛感したものです。

     全くその通りですよね。小林惠子の説が奇想天外と言って賞賛している方が居ましたが、奇想天外って事はそれだけ事実から遠いって事かと思うんですよね。(いや、皮肉だとしたらセンスがあるのですがw)

     入り口としては面白い説(私の場合は鳥越憲三郎氏等が唱えた物部王朝説でした。今では全く信じてませんがw)でも良いとは思いますが、そこでとどまっていてはいけないという事でしょうね。

    編集済
  • 騎馬民族「出身の移民/流民」ならいてもおかしくないけど、日本史そのものが狩猟採集、後に農耕、圧倒的農耕…であって、騎馬民族の生き方…全財産と一族抱えて移動、が全くないんですよね…「支配者層には」。

    作者からの返信

    @taaaaaaah様

     コメントありがとうございます。

     江上波夫は「ミマキイリヒコ」が本来は任那の名を付けたからという紀の解釈を曲解し、任那から来た人というトンデモ解釈に結びつけてますが、敗戦時のGHQ支配下に置かれた時から似たものと妄想してしまったようですね。他にも神話学者が天孫降臨神話を騎馬民族の神話に似ている事で結びつけることで無理やり天皇家を騎馬民族と結びつける様な姑息な手法も行われましたが、日本神話は何も朝鮮、中国だけでなく東南アジアの神話がモチーフのものもあるので、それらの模倣神話の一つに過ぎないので、それを以って民族のルーツを探るのは無理がありますよね。

     考古学的には騎馬民族がもたらしたであろう馬具や装具は見つかっていますが、広開土王碑文にあるように高句麗に敗北した理由が高句麗の騎馬軍団によるものであり、以降、倭国が騎馬による戦闘手段を得る為に騎馬文化も取り込んだと言われてますね。応神紀あたりから渡来人の記事が増えてきますし、新羅王を「馬飼」としたのは新羅から馬を得る意図もあったのではないかと思っています。

  • はじめまして、水狗丸です。
    此度は「今更ながら『古事記』編纂1310年記念企画⑴」に参加させていただきました。

    最近日本古代史(特に主に南九州や馬関連)の勉強を始めたので、参考にさせていただきたく思います。

    作者からの返信

     水狗丸様。
     コメントありがとうございます。

     この度は自主企画に御参加下さり誠にありがとうございました。

     南九州や馬関係となると申し訳ありませんが当エッセイではあまり触れていません。
     昔個人サイトで隼人に関して若干小説を書いたことぐらいはありますが……。

     その為、コメント欄での説明となりますが少しでもお役に立てればと思います。

     九州というか隼人に関する所見ですが、井上光貞氏等の古い歴史学者の見解で、隼人に関する記事で史実とするのは天武天皇紀十一年(六八二)七月 甲午《三日》の記事の隼人が方物を持って貢し、大隅隼人と阿多隼人が相撲をして大隅隼人が勝った記事からとしており、それ以前の記事に関しては事実ではないという見方が一般的にされていますね。

     この考え方を取ると記紀に記された隼人の古い記事から事実を読み取るのは不可能と言う事になりますが、2015年に宮崎県えびの市島内字杉ノ原の島内139号地下式横穴墓で発掘された副葬品に衝角付冑・短甲のような大和王権との関りの深さを示す五世紀末~六世紀初頭頃の遺物が見つかっていて、この地域を支配していた日向諸県君《ひむかのもろあがたきみ》が大隅隼人等を服属させていたと思われるので、例えば以下のURLの稿で取り上げた敏達天皇紀に登場する三輪君逆が隼人を使って殯の宮を守らせた逸話なども事実だったのではないかと思っています。


    ・『日本書紀』で見る各時代の大連・大臣(12) 最後の大連 物部守屋①
    (『日本書紀』巻二十敏達天皇十四年(五八五)八月 己亥)
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16816700428210184598

     南九州というか隼人に関しての資料ですが、『延喜式』卷二十八兵部省 隼人司が詳しいかと思うので以下が参考になるかと思います。
    ・延喜式 : 校訂. 下巻(近代デジタルコレクションより)
    https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1442231/133


     馬に関しても詳しい話……というかそもそも取り上げていないのですが(苦笑)、本稿と関わるネタで言えば、かつて江上波夫の唱えた天皇家の祖が大陸からやってきたという所謂「騎馬民族説」に関しては、佐原眞氏が日本の馬が騎馬民族の行うような去勢が行われなかった事実を指摘したことにより否定されています。

     これ以上はコメント欄としては余りにも長文になってしまうので控えますが、ご参考になれば幸いです。

    編集済
  • 企画ご参加ありがとうございます。

    一部拝読しましたが、大変よく調べられており、もはや学術的に価値のある水準ではないかと感じました。
    資料の紹介やリンクが揃っているのは特に有用で、調べたい事が出来たときにどこを探せばよいか迷わないで済む、というのは非常に有益な事だと思います。

    世間では、割と根拠に欠ける話でも通用してしまいます。
    そもそも確認が面倒だから、というのが当然大きな理由なんでしょうが、間違った情報に基づいて、正しいはずのほうの意見が間違っていると批評を浴びる事もしばしばあって、とても残念に思う常日頃です。
    自分もそこそこ無精なのでつい確認を怠ってしまう事はありますが、せめて間違いと指摘された部分についてはちゃんと精査をして、その通りだったなら受容していくようにはありたいものです。

    作者からの返信

     当方、歴史学科を専攻したした専門家でもない只のITエンジニアですが、その様に言って下さり光栄です。

     仰るように面倒だし、そもそも何を調べれば良いのかわからず、人の話でも少しでも自分の考え方に近ければ、確認もせずに鵜呑みにしてしまうという事もあるのでしょうね。これは歴史分野に限らず、例えば近年のコロナ騒動などでも見受けられますよね。当エッセイはせめて古代史という割と情報が限られている分野で基本的に何を調べれば良いのか、程度の助けになればと思っています。

     歴史学者の通説を取り上げつつ別の根拠で批判をするという事も行っているので、当エッセイの全てが正しいとは限りませんし、典拠など情報がしっかりしている指摘であれば、私としても取り入れていきたいと思います。

     企画を立てて下さり、誠にありがとうございました。

  • 歴史好き企画から来ました。
    勉強させていただきます!