子供に戻った僕

第1話 僕

あー腹減った。そう思いながら今日仕事するためにオシャレした服に毛玉をつけながら寝っ転がっている。

僕は21歳の男。子供を1人持つパパだ。

世間で俗に言うシングルファーザー。

仕事はこの前辞めて今は業務委託という働き方でパンを売ったりて過当なバイトをやっている。

今まで自分を我慢して窮屈に生きてきたけど「自由」という大切さに気づいて仕事先も微妙な感じだったしちょうどいいと思い辞めた。

バイトは一緒にやるはずだったやつはずっとバックれてる。俺は1人でやらない。結果遅くなるそれじゃダメだ。

世間では俺みたいな生き方を社会不適合者と呼ぶんだろうがそうだ。それに自由人。

結果オーライになればそれでいい人だ。

俺は元々完璧主義で心配症で考えすぎて結局何事も中途半端になってる奴だった。今もそうかも。

常に何年後のことを考えたり親に迷惑かけないようにしようとし過ぎたり、大人ぶって人の相談聞いたり謝ることが一番いいって思ってたり。

でも実際行動は真逆。自分でもよくわからなかった。自由に生きたいんだけど色んな人のこと考えたらそんなの無理。自由に生活できる人らは自分と環境も違うしなんかそういう才能持ってるんだろうな…だから自分を常に下に見ていて欲はあるくせに出さないで我慢ばかりしていた。ストレス発散するのもダメなことって思い始めてでもそんな時に大事な一生を抱える大事な出来事が起きた。今いる子供を授かった。