幼馴染の巨乳おっぱいが俺の背中で走っている件@4D

真木ハヌイ

幼馴染の巨乳おっぱいが俺の背中で走っている件@4D

 おっぱい。


 それは男なら誰しも尊いものだろう。ああ、おっぱい。


 今日も俺は放課後の教室の窓から、それをながめていた。もちろん一人で。


 そう、俺のいる二年三組の教室の窓からはちょうど高校のグラウンドが見え、そこでは陸上部の女子たちが今日も元気いっぱいに練習をしていたのだ……陸上部の女子たちが!


 季節は初夏。彼女たちはTシャツに短パンという薄着で、跳んだり走ったりを繰り返している。そして、その動きに合わせて、Tシャツの下で揺れるおっぱい。なんてすばらしい眺めなんだろう。こんな景色を見られる俺はきっと特別な存在なんだろうと思いました、まる。


 と、にやにやしながら、グラウンドの女子たちを見ていると……、


「マーサタカ! 見ーつけー!」


 という声とともに、いきなり後ろから誰かに抱きつかれた!


「うひゃあっ!」


 突然すぎて、思わず変な声が出てしまった。


 まあでも、振り返らずともそれが誰だかはすぐにわかった。俺の幼馴染でクラスメートの女子、ユキだ。この声、そして、背中に当たるこの大きな二つのふくらみの感触……間違いない! こいつは相当な巨乳の持ち主なのだ。


「お前、いきなり何なんだよ? おどかすなよ」


 とりあえず、振り返らずそのままの姿勢で尋ねた。陸上部女子のおっぱいを鑑賞していたなんてこれっぽっちも悟られないように、可能な限り平静を装いながら。


 だが、


「何って、マサタカが陸上部の女子をいやらしい目で見てたから、からかいに来たに決まってるじゃない」

「う」


 バレてた。俺のおっぱい鑑賞、ユキにはバレバレでした。ちくしょう。


「べ、別に、変な目で見てたわけじゃないぜ? 運動部の連中、今日もがんばってるなあ、ほほえましいなあって、そういう感じで……」

「ウソ。マサタカの顔、ゆるゆるだった」


 ユキは後ろから手を伸ばし、俺のほっぺの肉をぷにっとつまんだ。うう、俺そんないやらしい顔してたかなあ。


「うっせーな! 俺がいつどこで何を見ようと、どういう顔をしようと、お前には関係ねえだろ!」

「あるよ」

「え」

「こうしてマサタカの背中に当たってるでしょ、私のおっぱい」


 と言いながら、ユキはさらに俺の背中に胸を押し付けてきた。おおう……おっぱいが、おっぱいが俺の背中にいっぱい当たる!


「な、なにが関係あるのか、俺には何のことだがさっぱりわからんのだぜ? だぜ?」

「だって、マサタカ、陸上部の女子たちのおっぱいを見てたでしょ」

「え、あ、はい……」

「おっぱい好きでしょ」

「はい……」

「もっとおっぱいを感じたいでしょ」

「もちろん」

「じゃあ、見るだけじゃなくて感じればいいじゃない」

「な、なるほど……」


 よくわからん。正直よくわからんが……なるほどだ!


「ほら、陸上部の女の子たちのおっぱいってさ、走ったりすると大きく揺れてるでしょ?」


 と、ユキは俺の肩ごしにグラウンドのほうを見ながら言った。


「だからね、私もマサタカが見ている女子の動きにあわせて、ここで動いてあげる」

「そ、それはつまりどういう?」


 ますます意味が分からんぞ!


「ほら、最近は映画で4Dってあるじゃない」

「あるな」

「たとえば、映画の中の登場人物が船に乗るでしょ。で、その映画の中の船が波に揺れるシーンになると、映画を見ている人の座席も揺れたりするじゃない?」

「まあ体感型ってやつだな」

「私も今、それやってみようと思うの」

「た、体感型おっぱい?」

「そう。マサタカは走って揺れるおっぱいを見ながら、背中で揺れるおっぱいを体感するの!」

「おおっ!」


 天才かよ!


「じゃ、じゃあ、ちょっとやってみてくれよ? あ、あくまで、ものは試しってやつで」


 ハアハア。鼻息を荒げながらユキに頼んだ。


「じゃあ、マサタカはあの子を見ていて。ポニテの子」

「お、おう!」


 それは陸上部の中ではひときわ巨乳の女子だった。そして、俺がいつも注目している女子でもあった。さすが俺の幼馴染。俺の好みはばっちり把握済みか。さっそく、その動きを目で追った。全神経を集中させて。


 その女子は俺が見始めたときは他の女子と談笑しているだけだったが、やがて顧問の教師に手招きされ、何やら話し込んだのち、ストレッチを始めた。屈伸して揺れるおっぱい。体を左右に振って揺れるおっぱい。


 そして、当然その動きは俺の肩越しにユキも見ているわけで……それにあわせて、俺の背中で動くのだった。ソフトに、やさしく、乳をゆっくり俺の背中に這わせるように。たゆんたゆん、と。


「お……おおう……」


 これが陸上部の女子のストレッチ中のおっぱいか! 見ている俺のほうが、もみほぐされそうだ!


 やがて、ストレッチを終えたポニテ巨乳女子は、白線が引かれたコースのスタート地点に行き、そこでクラウチングスタートの姿勢になった。ぷるっ、ポニテ女子がかがむと同時に、俺の背中の大きなふくらみもまた揺れた。


 そして、直後――ポニテ女子は走り始めた! 見るからに全力疾走だ。大きく振られた左右の手、力強く前に出される左右の脚。そして――そして、それらの挙動にあわせて、胸の上で弾むおっぱい! ぷるんぷるんと、左右不規則に揺れまくるおっぱい!


 当然、俺の背中の上でもその動きは忠実に再現された。


 ぷるんぷるんっ! 俺の背中で乳が激しく揺れている! なんて力強い走りだろう! お、俺の、俺の背中で、おっぱいが走ってるうぅ!


 やがてポニテ女子はゴールし、俺の背中のおっぱいの疾走も止まった。ほんの数秒の間のことだったが、とても濃密な時間だった。これが体感型おっぱい……。


「どう、マサタカ? 4Dの映画を見ているような気持ちになった?」

「あ、ああ……」


 最高でしたよ? 神か、お前は。


「そっか。試しにやってみるもんだねー」


 ユキはさらに俺の背中におっぱいを押し付けてきた……と、そこで、俺はその感触にはっと気づいた。やわらかおっぱいの中にポチっとした突起があって、それも俺の背中に当たっているのだと。


 こ、これはつまり……?


「なあ、ユキ……。お前、もしかして今ノーブラか?」

「あ、すごーい! よくわかったね!」

「い、いや、わかるも何も……」


 乳首も当たってるんですけど!


「さっきトイレでブラ外してきたの」

「な、なんで?」

「そっちのほうがよりリアルな感覚になるかなって」

「そ、そうね……リアリティ大事よね……」


 なんということでしょう、俺の背中のおっぱいはノーブラで走ってました。


「マサタカのために、特別に外してあげたんだからね」


 と、ユキは俺に耳打ちしてきた。その吐息が俺の耳たぶをしっとりと濡らした。

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