書き出しの第一文からの、密度ある詩的な言葉に揺さぶられてしまいました。読み進めるごとに明かされる不穏な世界の在り方と、それに真っ向から逆らうように純度を増していく想いと、その落差が残酷なまでに素晴らしいです。傑作だと思います。
荒川ハギですよー☆
それが何なのかも分からないでいた頃の記憶が成長することで理解して、理解した頃には追いかけても届かない。淡くて手のひらに乗せたら解ける雪みたいに切ない話でした。
帰宅した僕に届いたそれは、過去からの手紙。管理教育を受けていたあの頃、僕たちは課程を終えた記念に未来に向けて何かを残すことにしたんだ。未来の自分に向けて書くはずだった手紙を、友人同士で書いて送り…続きを読む
魅力的なレビューが目についたので拝見しました。この文字数でこの世界観を作りあげる作者様の力量に脱帽です。衝撃と鳥肌がたちまさしく魔法のような文章でした。ご覧になっていない方は是非一読を。
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