『尊い』……?

 KAC20218のお題は『尊い』。尊いと言うと、昨今のオタク用語としても広がっておりますね。ただ、運営さんが従来の用法を求めているのか、オタク用語として求めているのかが分かりません。まぁどっちでもいいのでしょうけど。

 私はオタク用語の尊いを作中で使った事がなかったので、念の為に調べてみました。調子に乗って知ったかぶりをして恥をかく訳にもいきませんからね。


 某ネットな辞書によると――。


 尊いとは、ある事柄について価値が高い、身分が高いことを示す形容詞。ネット用語としての『尊い』は、ある事柄に対して『非常に強い愛着』または『近寄りがたいほどの憧れ』を抱いている事を示す『最上級の褒め言葉』としての意味を持つ。

 尊いの言葉は、実際には『推しが尊い』のように端的な言い回しで使用される事が多い。使用される場面によっては『尊さが臨界点を超える』『尊みが深い』と言ったように、若干の変形が加えられて用いられる場合もある。


 と言う事なのだとか。うん、大体分かった(分かってない)。


 まとにかく、意味も分かったと言う事でサクッと3作品書いてみました。読んでもし尊いの使い方が間違っていたならごめんなさい。



 あいすの尊い話ですけど、今のままで書くとそう言う流れにし辛かったので新キャラを投入させました。やっぱり展開に詰まったら新キャラですよね。古事記にもそう書いてあります(汗)。

 と言う訳で新キャラのキララですけど、葵の後輩であいすの活躍に目を輝かせる~っス元気系キャラにしてみたっス。どうっスかね? 勿論イメージカラーは黄色っス!


 キララが四国担当なのは特に意味はなくて、単に私が愛媛県民だからです。そしてこの話で真に倒すべきボス『厄災の魔王』も登場。王道テンプレですね。葵の正体もマジカルワールドの姫と言う事が明らかに。この設定も後付なので、それ以前の話と辻褄が合わなくてもキニシナーイ! 物語は生き物ナノデスヨ。


 キララの使い魔のペプラの名前のネタ元はノベプラっすね。ノベプラには既にノベラちゃんがいるので、名前は被らないようにしました。マスコットの動物が猫なのは色々考えてどれもしっくり来なかったから。ナーロンは一瞬で決まったのですが、難儀しましたよう。後、メガネ猫なのはノベラちゃんのイメージから拝借したですよ。


 結局あいすの8話は設定をメインで語る話になりました。この設定は8話が決まってから即興で考えたものです。その時々のお題で展開が決まるからね。仕方ないね。


 魔法少女あいす 8話 葵の真実と尊いあいす

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219299145120



 尊いテーマの2作目は、妖怪退治屋の話で、尊いのは聖女みたいな存在の女子です。主人公はその女子を守る流れになる訳ですよ。こう言う展開も王道ですよね。女子が天然なのもお約束で、その女子に主人公が助けられるのもお約束ですぞ。

 この話も長編の1話みたいな展開で終わります。短編だからね、仕方ないね。


 妖怪退治屋に広がった怪しい噂

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219305932857



 尊いテーマ3作目は異世界ファンタジーです。しかもかなりの変化球。オチを書いちゃうと面白さが半減するので書きませんけど、つまりそのくらいショッキングな話が出来上がりました。この話で出てくる尊いものは、異世界で尊ばれている伝説のモンスター。異世界に転移した主人公が元の世界に戻るために探す事になります。

 短編ならではの意表を突く展開を楽しんでくれたなら嬉しいですね。


 動物ハンターは遺跡に描かれていた珍しい生き物を探す

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219316619093



 こちらの話で個人的に気に入ってるのは3作目の『動物ハンターは遺跡に描かれていた珍しい生き物を探す』です。プロットをいきあたりばったりで書いていたら、思わず新しいタイプのオチになりました。こう言う展開もシュールでいいと思うんですよね。尊いをテーマにしてこう言うオチの作品を思いついて書いちゃう人ってあんまいないと思うんです。どうかな~?

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